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夢主side

戦況はこちらの方が圧倒的に有利。

さてと、竹谷八左ヱ門…。私の実兄。

忍者だったのか。向こうは私がAだということに気づいていないようだが。

それにしても、上の空で何をやっている、アイツは。

毒を仕込んだ矢を撃ってみる。

藍色の装束の黒髪の男に何とか助けられ地に尻をついた。

全く気づかないとは…本当に忍者なのか？

久「八左ヱ門!?大丈夫なのか!?どうしたのだ！」

竹「A…あ、あ…。」

三「雷蔵に続いて八左ヱ門もか…!?どうした！八左ヱ門!?しっかりしろ！」

…弱い。

勘「おい！お前っ！八左ヱ門に何をした!?」

味方が狙われただけで青筋を立てるとは…未熟者。

放っておいて、こちらの味方に任せるか。

勘「おい！聞いてるのか!?」

敵「A様をお前呼ばわりするなっ！」

勘「がっ…！」

久「勘右衛門!」

実炙(じつや)。私の側近…コイツにここは任せるか。

『実炙。』

実「はっ！」

『ここはお前に任せる。確実に始末するように。』

実「御意。」

さてと、緑と藍色の装束は向こうに任せて、私は黒の装束を着た奴らを始末しに行くか。

装束の色が違う忍の軍団…。

やはりコイツらが“忍術学園“の者。

岩隠れの里の長がおっしゃっていた奴らか。

どんな学園かは知らないが、始末しろと言われたのなら始末する。

“忍術学園の者。特に大川平次渦正。アイツらは今後、我らの邪魔者となろう。始末してこい。“

これが長の司令。

確実に処分するために、街を一つ潰したんだ。回りくどくても確実に。

失敗は許されないのだから。

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実炙(じつや)

16歳

Aの側近。Aに忠誠を誓っており、Aのことをよく知っている者でもある。Aの過去も知っている。

Aの本名も知っているが、仕事中はAの二つ名であるAで呼ぶ。

岩隠れ忍者隊の中ではAの次に強く、遠距離戦も近距離戦もどちらも得意。優秀。

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