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土井side
急に岩隠れ衆忍者が一斉に高く跳躍した。その瞬間、先程まで戦っていた火澄とかいう岩隠れの忍が焙烙火矢を投げた。
煙が広がる。
身体中に激痛が走る。
激痛の中周りを見れば、味方軍は全員膝をつき、同じく激痛に苦しんでいた。タソガレドキ忍軍ですら立つことが不可能だとは。
くそっ、してやられた。
少し煙を吸い込んだだけで…この激痛…!!
岩隠れも、多少は吸ったはずだ。この少しでも吸えば激痛を伴う煙を。なのに全員何事もなく塀の上からこちらを見下ろしている。……化け物が…!
火「試作でしたが、結構良いんじゃないですか?この焙烙火矢。」
影「おう、良い反応が見れて何よりだぜ。」
2人の唇が歪む。嗤っている。
杠「うっわえげつな…人の心ないですねぇ2人とも。」
実「お前が言うな、杠。」
『はぁ、とっとと帰るぞ。』
影「うぉっ、A様!?いつの間にッ!?」
Aっ!!捕えなけれ、ば……くっそ、意識、が……。
「土井先生…!皆さん!しっかり!」
誰だ、伊作…か?
「…い、!…り!」
私は完全に意識を手放した。
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雑渡昆奈門side
ここまでとは、予想していなかったね。私は室内にいたから良かったが、味方軍は完全に戦闘不能だ。
さすがに驚いたよ。タソガレドキ忍軍の精鋭達が、一瞬で伸された。忍術学園の教師、山田利吉、その他数々のプロ忍を集めたというのに…。
ここまでできるのなら、私たちを殺せたはずだ。
それをしなかったのは、私たちを誘っているから。1年生を餌として、岩隠れの里、岩隠れの拠点へと。
…目的はなんだ。
岩隠れの頭は朱巖と聞いている。聞いたことない名前だ。が、おそらく相当な手練。
分からないね…全てが。
まずは奴らの目的を調べなければ。目的が分からない以上は、最適解が見つからない。
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リング(プロフ) - 続き楽しみにしてます! (2021年2月2日 17時) (レス) id: 4477b9e623 (このIDを非表示/違反報告)
名無し60018号(プロフ) - 続き早くみたいです!楽しみにしてます!頑張ってください! (2020年12月26日 22時) (レス) id: 944439b224 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いちごパフェ | 作成日時:2020年12月17日 20時