潤side ページ35
和「泣かないで、じゅ…くん。」
涙でぼやけてニノは見えないけど、声はしっかり聴こえた
和「おれのせいでじゅんくんが泣…」
潤「違うから、絶対それだけは違うから」
ニノはいつもそうやって自分ばっかり責めるから。それを分かってたはずなのに。
抱きしめた。ニノを
いっぱい、力いっぱい。
消えてしまいそうなくらい、儚い。
潤「約束しよう、俺らもニノもまた一から頑張るって。何でも話すって」
和「うん。守る」
力いっぱい抱き返してくれる。
でもその力は普通の人の1割にも満たないくらい弱い
潤「約束破ったら針千本のませるからな？」
和「んふふ、絶対飲まされないから」
＊
その日、約束の内容を他のメンバーに連絡した。
『ニノも前を向いたから、俺らも一緒に頑張ろう』
翌朝はちゃっかり４人揃って病室を訪れた
雅「にーのちゃ…」
テンション高く、扉を開けた相葉くんの声と手が止まる
翔「どうした？」
雅「やべー、先生としゃべってた。恥ずかしっ」
扉の先のニノは先生とお話中。手元には資料？みたいなもの
どうやら相葉くんの声で２人が振り返ったらしい
先「おはようございます。今、今後のリハビリとかのお話させてもらってます。まだ始めたばかりなので、どうぞ」
潤「ニノ、お願いしたの？」
和「ん。そー」
ニノが前向きに頑張ろうとしてる。
先「では、お話しますね。腫瘍ですがMRIで見るかぎり残存はないです。本当はここで留めとして抗がん剤を１クールするのが一般的ですが副作用や体力、精神的なことを考えて今回は見送ろうと思います。」
ニノのためにゆっくり話してくれる先生
ニノは抗がん剤をしなくていいことにホッとしているみたい
先「あとはリハビリをします。足はもとのように動かすことは難しいですが車椅子での日常生活を送れるように、頑張りましょうね。」
＊
先生のお話が終わって、疲れたのかニノは直ぐに眠ってしまった
先「皆さん、今お時間大丈夫ですか？よければお話したいことがあるのですが…」
なんだろう？と思いつつメンバーみんなで談話室へ移動した
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英望愛 - 今さらのお返事ですいません。コメントありがとうございます。作品、楽しんでいただけて嬉しいです。私の体調については移行前にまた書かせていただきます。ご心配していただきてありがとうございます。 (2020年8月23日 20時) (
レス) id: 511acc1b86 (このIDを非表示/違反報告)
二宮彩(プロフ) - いつも作品読ませていただいてます。お大事にしてください！続き楽しみにしてますね！ (2020年7月13日 20時) (レス) id: eb3cbc1812 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：英望愛 | 作成日時：2020年5月21日 17時
