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次の日、学校へ行くとみっちーが来て間に合った?ってわざわざ聞いてきてくれた
「駅まで着くのはいつもより早かったで!」
「ほんまに?よかった」
「けど、めっちゃ坂多いな。あそこ」
「ああ…昔はよくあの坂道で友達とかと自転車乗っててん」
「まじか!やばいな」
地元の高校に進学したため、みっちーはここら辺には詳しいらしい
美味しい店とか教えてもらってたら、Aさんの噂話が聞こえてきた
"昨日、警察に捕まったらしいで"
"え、それほんまなん?"
"なんか、女子高生が逮捕されたって言ってたし絶対そうやろ"
"うわー…そんな人、もう学校に来んといてほしいな"
「……………………」
「ちょ、長尾!」
俺は無意識に噂話をしてる奴らのところへ向かってた
「あれ?長尾くんどうしたん?」
「Aさんはそんな人ちゃう」
「え?」
「これ以上変な噂話広めるのやめてくれる?」
「なに…急に。長尾くん知り合いなん?」
「うん。Aさんめっちゃいい人やから学校来たら仲良くして欲しいねん」
「……う、うん」
「ありがとう!」
もし学校へ来れたとしても、変な噂のせいでまた来れやんくなったら嫌やから噂をしている人がいたらちゃんと本当のAさんを知ってもらう
今、学校で出来るのはこれくらいしかなかった
「ごめんな、話の途中で」
「……………………」
「みっちー?」
「あ、ごめん」
「どうしたん?」
「いや、長尾ってAさんと知り合いなんやな」
「まあ、ちょっとな」
「そっか、」
なんかみっちーの様子がおかしい
どうしたんか聞こうとした時、先生が来て席に座れと注意された
「今日は小テストするでー」
「……まじか」
いつも通りな日
とは、ならんみたい
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作者名:ゆ | 作成日時:2022年4月25日 10時