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今日もいつも通り学校が終わってダッシュでAの元へ行き、今日あった事とかを話す
俺はこの時間も好きやった
「それでな、携帯が先生に見つかってん」
「えー、大丈夫やったん?」
「反省文書いたら返してもらえるから余裕や」
「反省文書かなあかんの?」
「まあ、授業中見てたらそらな」
「あはは、確かに」
たわいもない話をして、そろそろ病院探そうとした時、みっちーが通りかかった
「あれ、またここにおんの?」
「みっちー!まあ、通り道やから」
「そっか…またなんか話してた?」
「いや?別に」
ここ通るたびに独り言を言ってると思われてんのか、みっちーは俺の事を不思議そうな顔をして見てきた
「あれ、なんかみっちー今日は大荷物やね」
「ああ、ちょっと届け物があって…」
「そうなんや」
「じゃあ、俺もう行くな」
「おう!ばいばい」
みっちーの背中が小さくなって行ったとき、Aがボソッと呟いた
「もしかして…」
「ん?どうしたん?」
「ごめん、さっきの人のあと追ってくれへん?」
「え?」
「………たぶん、私がいる」
「どういうこと?」
「説明はあとでするから、お願い!」
「………わかった、」
めっちゃ真剣な顔してるAを見て、とりあえず急がなと思ってみっちーのあとを追うことにした
「(でも、なんで急に…)」
Aとみっちーは知り合い?
でも、それらしい素振りは2人から感じへんかったのに
「……あー!もう!考えてもわからん」
とりあえず今はみっちー探して後を追わな
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作者名:ゆ | 作成日時:2022年4月25日 10時