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いつもと変わらない日々
そう思ってた
「長尾ー!日直サボったらあかんで!」
「先生〜、俺今日は早く帰らなあかんねん」
「またそう言ってサボろうとして…今日という今日は帰しません」
「そんなあ…」
今日は家族でごはんを食べに行くから早く帰ってこいって言われたのに…
まあ、でも前もサボったしさすがに今回もサボるのはあかんか…
そう思って大人しく日誌を書く
「……あ、また雨降ってきた」
高校に入学して2ヶ月
友達も出来て今のところ授業にもついていけてる
充実した高校生活を送ってた
ただ、俺の隣の人は入学してから1回も学校に来てなくて、日直は俺一人でやらなあかんのが少し不満かな
「いつ来んねん、Aさん」
噂では少年院に入ってて来られへんとか、誰かに追われててもうこの街にはおらんとか、いろんなえげつないこと言われてるけど、一体どんな人なんやろう
「………あかんあかん、早く終わらせな」
なんせ今日は焼肉
置いてかれて家でひとり寂しくカップラーメンになるのだけは避けたい
俺は急いで日誌を終わらせて、掃除に取り掛かった
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作者名:ゆ | 作成日時:2022年4月25日 10時