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合コンを明日に控えた夜、妙に寝付けなかった。
これは何かあるのでは、と疑うほど。
俺別に睡眠に関して今まで問題何一つ無かってんけどなぁ。
運命の再会ってやつが待っている……とか。
ふっと頭に浮かんだのは「彼女」
やっぱりどうしても会いたくて会いたくて仕方のないあの子

「A、」

本当は話したいと思うのも、仲良くなりたいのも、お付き合いしたいのも、キミなんだ。

___キミなのに。

「あほらし……」

本当は分かっている。
もう「無駄」だということくらい。
いくら俺が好い焦がれても、彼女はもういない。
黙って俺の元から去っていった。
どうしたって好きなのに、もう会えないだなんて。

「もうええわ。どうでも。……可愛い彼女作ったる」

7年の想いをここに棄てよう。
誰も拾えないように深く深く、奥底に。
そうしてしっかりと蓋をしよう。
もう二度と拾うことのないように。

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設定タグ:浦島坂田船 , センラ , 学パロ   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:ななし | 作成日時:2021年8月12日 0時

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