今日:8 hit、昨日:7 hit、合計:2,259 hit
小|中|大
4 ページ5
合コンを明日に控えた夜、妙に寝付けなかった。
これは何かあるのでは、と疑うほど。
俺別に睡眠に関して今まで問題何一つ無かってんけどなぁ。
運命の再会ってやつが待っている……とか。
ふっと頭に浮かんだのは「彼女」
やっぱりどうしても会いたくて会いたくて仕方のないあの子
「A、」
本当は話したいと思うのも、仲良くなりたいのも、お付き合いしたいのも、キミなんだ。
___キミなのに。
「あほらし……」
本当は分かっている。
もう「無駄」だということくらい。
いくら俺が好い焦がれても、彼女はもういない。
黙って俺の元から去っていった。
どうしたって好きなのに、もう会えないだなんて。
「もうええわ。どうでも。……可愛い彼女作ったる」
7年の想いをここに棄てよう。
誰も拾えないように深く深く、奥底に。
そうしてしっかりと蓋をしよう。
もう二度と拾うことのないように。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
26人がお気に入り
26人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ななし | 作成日時:2021年8月12日 0時