刑務作業 ページ9
最初は少しお見合いのような雰囲気から始まった会話だったが、だんだんそれも慣れてきてお互い気楽に話せるようになった頃。
ビーッ!!ビーッ‼︎
pn「うぇっ!?え、なに!?」
『わ、何この音、ブザー…?』
どこか焦らせるような音に首を傾げると背後にある小さな窓のような場所からしにがみさんとリアム看守の声が聞こえる。
ri「この刑務所内には監視カメラが設置されている。警報装置はONになる時とOFFになる時があるから気をつけろ。」
sn「じゃあ今はONなんですね?」
ri「そうだ、今お前たちに説明するために一応な。」
この会話の間もずっとブザーの音が鳴り続けていて、反応しすぎて音が二重になったりしている。
ということは近くにクロノアさんもいるのかな…?
に、しても…
pn「うるせぇなwビンビンビンビン本当にwもううるせえw」
あぁ言いたいこと全部言ってくれた…w
でも確かにうるさいけど、抜けて行動してる最中にカメラに見つかったらこうなるっていうことがわかったね。
いい収穫ではないか、と考えていると左腕に付いている腕輪からピピッという音が鳴る。
sn《もしもーし聞こえます?》
『あ、聞こえるよ〜』
sn《やっと来ましたよ2人の時間!》
pn「え、どこ今厨房かお前ら?」
kr《厨房だね》
pn《厨房の作業しt…あ、ちょうど見えるところだ!》
『えっ』
そう言われて思わず声を漏らしながら後ろを振り返ってみてもしにがみさんの姿は見えない。
「あ!俺が見えるところだ!」と言ってぺいんとが何度も跳ねている音を聞くにきっとあっちの目の前が厨房なんだろう。覚えておかなきゃ。
にしても料理人2人もいる?なんて話をしているといつの間にか目の前に看守がいて「4番、8番。出てこい。」と扉を開ける。
ri「よし、お前たちの刑務作業場所を案内する。」
pn「わかりましたー」
ついてこい、そう言われて黙々と看守の跡をついていくと”第二倉庫“と書かれた薄暗い部屋に入っていく。
『暗っ』
ri「まぁしばらく使われてなかったからな。…まずお前たちには掃除をしてもらうんだが……あ、あったあった。」
これを持て、と手渡されたのは少し汚れた雑巾。
これで部屋を掃除する、と…ロクに手入れされてなさそうだから菌が増えそうだなぁなんて思いながらも受け取ってまた歩き始める看守の後をついていった。
お久しぶりです…検定勉強で失踪してました(´・ω・`)
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りんりん - 初コメ失礼します。続きが楽しみすぎる〜。最後の夢主ちゃんの言葉、夢主ちゃんの裏の顔の伏線的なものですよね!(違ったらすいません)とにかく!私はこの話大好きなので更新続けて頑張ってください! (2022年1月1日 10時) (レス) @page13 id: 1b416a72a4 (このIDを非表示/違反報告)
明日花フォルテ(プロフ) - 続きすごく気になるので更新頑張ってくださいー!! (2021年12月8日 21時) (レス) @page10 id: 175a60089e (このIDを非表示/違反報告)
あかつき(プロフ) - 鈴蘭さん» めっちゃ嬉しいです!! 失踪しないように頑張って更新します(。・`ω・´)キラン☆ (2021年11月9日 14時) (レス) @page8 id: ce090c0f60 (このIDを非表示/違反報告)
鈴蘭 - あ〜続き気になるw 更新頑張ってください! (2021年11月9日 12時) (レス) @page6 id: 122f030fb9 (このIDを非表示/違反報告)
あかつき(プロフ) - 翠柘榴さん» コメントありがとうございます〜!!!久々に描いたのでそう言ってもらえて凄く嬉しいです…!!( ´ ꒳ ` )更新頑張りまーす!! (2021年10月30日 16時) (レス) id: ce090c0f60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あかつき | 作成日時:2021年10月28日 21時