朝 ページ7
ri「お前たち、実は朝を迎えた。」
pn「え!?」
sn・kr「え……」
pn「全然朝日とかも見えないですけど!!」
あれ、それ説明されてなかったんだ。
てっきり最初に説明されてるものだと思ってたんだけど…
『ここ地下だよ?』
pn「待ってそうなの!?」
ri「あぁ、その通りだ。時間が分からないと不便だろう?ここに時計を設置しておく。」
そう言ってリアム看守が監視カメラの近くに時計を設置する。
でもその位置って……
kr「めっちゃ見えねぇ……」
だよね…w
クロノアさんの一言でぺいんとさんとしにがみさんがしばらくの間爆笑していたが、リアム看守の一言でまた静かになる。
ri「では、朝食を配る。」
sn「りんご1つ!ありがとうございます!」
pn「りんご食べたかったんだよな〜!」
kr「やった〜!」
ri「4番は……これだな。」
『ん、私朝は軽めで大丈夫なのですが…』
ri「お前は食べなさすぎるんだ。下手したら一口も食べずに残していただろう?これくらいが十分だ。」
朝食に大歓喜し、再び騒ぎ出す3人をよそに私は少し不服そうに看守を見る。
私のところに入っていたのはパン2枚とりんご。
いくら1週間何も起こさず模範囚として過ごしていて看守の株が上がっていたとしても多い……
その旨を伝えて返そうとしても看守は“少なすぎるんだ”と首を振り、頑なに受け取らないため仕方なくパンを一口かじりベッドに座る。
模範囚なんだから全く聞き入れてくれない看守に対してため息をついても少しくらいはいいだろう。
『こんなにいらないのに……』
ri「文句言わずに食え。」
sn「そういえば看守とAちゃんって意外と仲良さそうだよね、知り合いとかだったの?」
ri「あ、それなんだが『初対面だよ。1週間前に来たって言ってたでしょ?それでだよ』…ッああ。」
pn「…?なんかリアム看守言いかけてたけど?」
kr「……そうだった?何も言ってなかった気がするけど?」
ふとしにがみさんがこぼした質問でその場は凍りつく。
そしてリアム看守の言葉をかき消すように私が何もないと主張すると深く言及してこようとしたぺいんとさんをそっと止めるクロノアさん。
正直言ってすごくありがたい。
まだ話したくないんだ。ごめんね。
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りんりん - 初コメ失礼します。続きが楽しみすぎる〜。最後の夢主ちゃんの言葉、夢主ちゃんの裏の顔の伏線的なものですよね!(違ったらすいません)とにかく!私はこの話大好きなので更新続けて頑張ってください! (2022年1月1日 10時) (レス) @page13 id: 1b416a72a4 (このIDを非表示/違反報告)
明日花フォルテ(プロフ) - 続きすごく気になるので更新頑張ってくださいー!! (2021年12月8日 21時) (レス) @page10 id: 175a60089e (このIDを非表示/違反報告)
あかつき(プロフ) - 鈴蘭さん» めっちゃ嬉しいです!! 失踪しないように頑張って更新します(。・`ω・´)キラン☆ (2021年11月9日 14時) (レス) @page8 id: ce090c0f60 (このIDを非表示/違反報告)
鈴蘭 - あ〜続き気になるw 更新頑張ってください! (2021年11月9日 12時) (レス) @page6 id: 122f030fb9 (このIDを非表示/違反報告)
あかつき(プロフ) - 翠柘榴さん» コメントありがとうございます〜!!!久々に描いたのでそう言ってもらえて凄く嬉しいです…!!( ´ ꒳ ` )更新頑張りまーす!! (2021年10月30日 16時) (レス) id: ce090c0f60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あかつき | 作成日時:2021年10月28日 21時