#番外編2 ページ12
全員が牢屋の中に入った後。
ri「よし、それでは騒ぎすぎないようにしているように。」
そう告げるとリアム看守は足早に牢屋を去っていく。
そして彼の足音が遠ざかっていくのが聴こえると3人は口々に話し始める。
pn「ど、どういうこと?いっつも刑務作業が終わったら就寝時間だったよね?」
sn「うん、しかもさっき看守、“騒ぎすぎないように”って言ってたし!」
kr「今日は大晦日だから日付変わるまでは起きてて良いんじゃないのかな〜」
『確かに。』
今日だけはリアム看守公認で夜更かしができるらしい。
しかし探索しに行っても見つかったらまずいため、今回は雑談を楽しもう、ということになり雑談をし続けて1、2時間経った頃。
st「やっほ〜、みんな起きてる?」
pn「あれ、スティーブ看守?」
突然入ってきた看守に驚きつつも返すぺいんと。
そして何かあったのだろうかと首を傾げていると私たちの牢屋の扉が開く。
困惑していると“早く出て〜”と急かされるため牢屋を出るとすぐに歩き始める看守。
sn「ちょ、ちょちょ!!どこ行くんです!?」
st「いいから!遅いとリアムに怒られるからさ〜。」
kr「……???リアム看守に怒られるって、どういう…」
『というかどうして客人用フロアに?』
いつもの通りを進む看守についていくとそこは客人用フロアで。
今から刑務作業?でも先程刑務作業は終わった筈。
なんて思っていると客人用フロアにはどこか良い匂いが漂っている。
それに気づいたであろう3人はさらに首を傾げ、口を開く。
pn「良い匂い、これって……食事の匂い?」
sn「ここの近くってことは……」
kr「…レストラン?」
st「フフッ、大正解!」
私たちが結論に至った頃にはレストランについていた。
そして目の前には___
ri「やっと来たか。早く来いと言った筈だが。」
st「いや〜ちょっと色々あってさ〜」
ri「まぁいい。……お前ら、いつまでそこで立っているつもりだ。」
“早く席につけ”と腕を組むリアム看守とテーブルに並ぶ鮮やかな赤色のローストビーフの上にかかっている香ばしい匂いのする秘伝のタレ。
そして透き通った紅色で食欲をそそる匂いを漂わせるビートルートのスープ。
さらにはチーズがたくさん乗っている四角のサクサク生地で作られたピザ。
極め付けは決して大きいとは言えないが1個ずつ置かれている小さめの丸いショートケーキ。
そんな、素敵な料理たちだった。
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りんりん - 初コメ失礼します。続きが楽しみすぎる〜。最後の夢主ちゃんの言葉、夢主ちゃんの裏の顔の伏線的なものですよね!(違ったらすいません)とにかく!私はこの話大好きなので更新続けて頑張ってください! (2022年1月1日 10時) (レス) @page13 id: 1b416a72a4 (このIDを非表示/違反報告)
明日花フォルテ(プロフ) - 続きすごく気になるので更新頑張ってくださいー!! (2021年12月8日 21時) (レス) @page10 id: 175a60089e (このIDを非表示/違反報告)
あかつき(プロフ) - 鈴蘭さん» めっちゃ嬉しいです!! 失踪しないように頑張って更新します(。・`ω・´)キラン☆ (2021年11月9日 14時) (レス) @page8 id: ce090c0f60 (このIDを非表示/違反報告)
鈴蘭 - あ〜続き気になるw 更新頑張ってください! (2021年11月9日 12時) (レス) @page6 id: 122f030fb9 (このIDを非表示/違反報告)
あかつき(プロフ) - 翠柘榴さん» コメントありがとうございます〜!!!久々に描いたのでそう言ってもらえて凄く嬉しいです…!!( ´ ꒳ ` )更新頑張りまーす!! (2021年10月30日 16時) (レス) id: ce090c0f60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あかつき | 作成日時:2021年10月28日 21時