肆拾漆、いいぞ幸村！おせおせ幸村！ ページ47
幸村｢時雨殿！共に鍛錬などはいかがであろうか！｣
｢あ、幸村！暇だったし、折角だから、お隣どうぞ｣
隣で剣(レイピア並に細いからこれからレイピアと呼ぼう)を熱心に振るっていると、隣から空を切る音が途絶えた。
気になったので隣を見るとこちらを凝視している。
｢どうかしました？｣
レイピアを一振りし、元の形(仕込み傘)に戻す。
幸村｢その靴は毛利殿の…と似ているでござるな｣
｢えぇ。前に(前話推奨)毛利君のところに遊びに行ってもいいって許可をくれましたよね？｣
幸村｢うむ！｣
｢その時に下駄の鼻緒が…。で、通りかかった毛利君に靴を贈って貰ったのです。この黒色のブーツを｣
幸村｢ぶーつ…という履物を…？｣
｢えぇ｣
幸村｢そっ、某も！時雨殿に何か贈りたいで候！早速、城下町に行きましょうぞ！｣
｢え、あ…ちょ！？｣
｢と言っても何を買うので…？｣
幸村｢うむ！貴殿が欲しいものを買おう！｣
そういえば…ここの世界に来た時に一緒に持ってきた櫛の刃が折れていた事を思い出した。
下駄に続き、不運である。
｢新しい櫛が欲しいです！｣
という訳で雑貨屋へ。
｢この黒いいかも…あ、こっちの黄色なシンプルな簪も…｣
幸村｢…？あっ時雨殿！これはいかかでござろうか！見事な紅色でござる！｣
差し出されたのは赤い漆塗りに梅の白い花が施されている櫛だった。
なかなかシンプルかつ、可愛らしいもので、色的にも、武田軍！って感じがして私は一目惚れした。
｢これ、凄く好みです！是非！買います！｣
贈り物と言われ、買ってもらったのだがやはり私の良心が痛む。
傍から見れば買わせたような物だろうから。
店員｢あっ、真田様！恋仲のお方ですか？｣
幸村｢なっなななっ！！ち、ちがっ…は破廉恥でござるううううううう！｣
幸村は顔を真っ赤にし、脱兎の如く走り去ってしまった。
｢あ、ありがとうございます｣
店員｢いえいえ、うちの真田様と仲良くして下さいね、時雨様｣
｢なんで名前を…？｣
店員｢そりゃ有名ですよ！若くて綺麗な姫さんが来たってね！｣
｢あ…あはは…｣
幸村はどうなっているかというと、たまたま見つけた佐助に事情を話したら、説教されたそうな←
佐助｢女の子置いてきちゃダメでしょ！！？｣
幸村｢しっ、しかし！！｣
佐助｢しかしもどうもこうもじゃないって！あのね、逢引するならさぁ〜！！｣
20/3.30修正
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猿島佐近(プロフ) - 黒蘭さん» 分かりますwwすっかり忘れてますよね…。私も最近久々に更新しましたww (2018年2月20日 22時) (
レス) id: 5767b59702 (このIDを非表示/違反報告)
黒蘭(プロフ) - 猿島佐近さん» わ！！ありがとうございますー！およそ2ヶ月放置してしまいました(;´Д`) (2018年2月19日 22時) (レス) id: 9844fd6aac (このIDを非表示/違反報告)
猿島佐近(プロフ) - 更新されたんですね!!お疲れさまです (*´∀`)♪ (2018年2月19日 19時) (レス) id: 5767b59702 (このIDを非表示/違反報告)
猿島佐近(プロフ) - 黒蘭さん» ありがとうございます(*^^*)よろしくお願いします！！気軽に絡んでくださいっ！！щ(ﾟДﾟщ) (2017年12月26日 18時) (レス) id: 5767b59702 (このIDを非表示/違反報告)
黒蘭(プロフ) - 猿島佐近さん» いいですよー！！申請許可しましたっ 宜しくお願いします〜！ヾ(⌒(ﾉ*´∀`)ﾉ (2017年12月25日 23時) (レス) id: 9844fd6aac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒蘭 | 作成日時：2016年5月15日 23時
