戦国時代が好きな彼女は武将達に愛されるそうで

伍、チート ページ5

(深く深呼吸して……心を落ち着かせる…)
幸村｢武器は如何がなされる？｣
深呼吸をしていると、幸村さんが双槍を構えながら尋ねてくる。
｢拳で戦う方が性に合いますので、お気になさらず｣
(…ただ武器がないだけなんだけど)
そうでござるか、と頷き幸村さんは準備運動を始めた。私も同じように、身体を伸ばす。
しばらくして、試合が始まった。
佐助｢それじゃあ…始めッ！｣
幸村｢うおらおらおらおらおらああああッッ！｣
開始の言葉と同時に、素早く懐に入り込んでくる。入り込むと同時に、槍を突き出してきたのでとりあえずジャンプして避けた。
｢おっ…と…あれ？｣
軽くジャンプしたはずなのだが、地上から数メートル、私は飛んでいた。
｢何でこんな高く跳んでる？｣
(これは…まさか)
｢元から体を動かすのは好きだったけど｣
繰り出された槍の上に立ちながら、考える素振りを見せる。
幸村｢ぬおっ！？貴殿は一体…｣
｢…チート化してる。あの宇宙人のおかげ？｣
バク宙して槍の上から退け、懐に入り、足払いいを繰り出す。体勢を崩した隙を突き、鳩尾辺りに蹴りを入れる。
見事に鳩尾に入ったのか、幸村さんは吹っ飛ばされながら木々を折り倒していく。
引き摺られながら、その身体はやっと止まった。
(…え？いや、ちょっと待って私そんな力入れてない……はず)
その場にいた誰もが息を止める。
無論、私でさえも。
静寂が訪れる中、何分かして幸村さんは起き上がった。
幸村｢ゲハッ…ゲホッゲホッ…｣
｢えっと…ごめんなさい…？｣

そこにすかさず、佐助さんが突っ込む。
佐助｢謝られたら余計惨めじゃん…｣
幸村さんはこちらに走り、何をするのかと思えば急に手を握った。
「？」
思いきりブンブンと腕を振られる。
(腕が捥げる！！)
幸村｢某は時雨殿を認めましたぞぉ！！お館さばぁああああああ！｣
信玄｢幸村ぁ！｣
幸村｢お館さばああああ！｣
信玄｢幸村ぁああああ！！！｣
二人の殴り合いが突然始まった。
(いや、殴り…愛？)
こうして私は武田に住まわせて貰えるようになったのだった。







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トリップした事を思い出しながら(大分作り話しですが。)書いてくので時間かかりますね
( ；´Д｀)
漫画と小説とゲームは持ってて、アニメも見てたんですけど、口調が曖昧でやばたんです。
ここら辺で終わりますね。
では次に会いましょう。閲覧Thank you.

17/12/23.修正

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