戦国時代が好きな彼女は武将達に愛されるそうで

肆拾、安堵 ページ40

二人の膝は地についていた。
佐助｢ぐっ…真田の旦那、逃げろ…！！｣
幸村｢否！それは無理な話というもの！｣
各地を旅してきた事により、力の調整は完璧にマスターした筈。なのだが、矢張り私の力が可笑しいのか、婆娑羅者である男二人に勝ってしまった。
｢矢張り、貴方方も強くなっていますね。佐助さん、幸村｣
幸村｢…？何処かで…｣

黒いフード(黒い羽織りと言ったが家康の様なフードがついたもの)を脱ぐ。
佐助｢その髪…まさか！｣
｢お分かりいただけましたか？佐助さん｣
ついでに面も取れば、視界が良好になった。ちょっとだけ眩しかったのは秘密である。
幸村｢貴殿は！！｣
｢お久しぶり…ですね｣
幸村｢時雨っ…時雨殿ぉ！｣
｢話したい事が沢山あるので、お土産でも食べながら、話しましょうか｣
佐助｢あー時雨ちゃん優しすぎ…｣
｢やめてください吐き気が…｣
佐助｢酷いっ！｣
勿論、互いに茶番だという事は理解している。
顔を見合わせ、私達は笑い声をあげた。

幸村｢某の好物の甘味！感謝致す！｣
佐助｢旅って言ってたけど、実際には何処に行ったのさ？｣
｢元親さんとオク…毛利君、三成さんに前田家に鶴姫、そして家康という感じです｣
お茶を啜り、今まであった事、見てきた事を教えてあげた。
佐助｢へぇ〜…大変だったろうに。で？竜の旦那の所には行ってないの？｣
(竜…と言えば独眼竜…伊達政宗の事か)
行こうとは思ったが、何故か私の勘が危ないと告げていたのだ。
｢危ないと思ったので行ってません｣
最後の饅頭を、幸村に渡せば大きく口を開けて二口で平らげた。見事な食いっぷりである。
佐助｢懸命な判断｣
幸村｢政宗殿、でござるか｣
｢でもまぁとりあえず…二人共変わってなくて、何だか安心しました｣
佐助｢まぁ三月会ってなかっただけだったからね。何はともあれ、無事に帰ってきて何より｣
その日、三人で日が暮れるまで話をしていた。




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友達と遊びに行った時に僕ヒロの漫画を買いました。10巻は買いませんでしたが、1〜9巻、後は戦国大辞典←とボカロのECHOの小説も買いました。サヨナラ私のお金達。
お気に入り5人目、ありがとうございます！本当に嬉しいです！

19/3/7.修正
お久しぶりです(小声)
高校卒業しました←
来月からホテルで働きます。そしてなんと今は自車校に通っています。
クランクでポールに凸りました←S字何回か脱輪しました←
近況報告終わりです(は？)

肆拾壱、焦燥→←参拾玖、悪戯

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