戦国時代が好きな彼女は武将達に愛されるそうで

参拾壱、属性について主「あれ、風扱える」全「はえぇ！！？」 ページ31

｢扱えるの…炎とか増えないかな｣
慶次｢おっ、なーに考えてんの？｣
縁側で足をぶらぶらとさせていると後ろから声を掛けられた。
というかいつもどこからともなく現れるような気がする。
｢属性ってあるじゃないですか。慶次さんは風で私は氷のように｣
慶次｢婆娑羅の事かい？｣
｢それが全て！…まではいかないんですが、増えたら相手と戦うときに有利になるじゃないですか。それで増えないかなって｣
慶次｢と言っても出すのは普通の人には出来ないよ。時雨ちゃんはどうやって氷を出したか覚えているかい？｣
｢…確か｣
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｢暑い｣
佐助｢…暑いねぇ｣
幸村｢滾るぅあああああああああ！！！！｣

｢佐助さんは闇の使い手ですよね｣
ただの想像だが、闇の人は自分に暗い何かがあった人なのではないかと私は考えているが、本当のところはどうなのだろう。
佐助｢あぁ、婆娑羅の事？｣
｢…幸村は見た通り炎で｣
(暑いから氷を扱いたい)
薙刀を片手に取り、右手に氷を宿らせるように集中する。

▼しかし中々氷はでない！！時雨はどうする？
｢ああああ！！｣
二人｢！？｣
どうしたどうしたと集まってくる。
｢はよ氷出ろや！｣
▼時雨は怒った！！おや？右手の様子が…！
パリパリパリ…！！
幸村｢おぉ！！時雨殿！氷が出せたでござるか！！｣
佐助｢いやいやいや！なんで！？いやまず口調違ったし！！怒っただけで出るとかなんなの！？｣
｢あぁ…涼しい｣
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｢確かこんなのでした｣
そのあとどうやってしまうのか分からなくて、
｢静まれ！！｣
と言ったら消えたはずだが。

慶次｢…待って色々突っ込ませてくれよ！？逆になんでそれだけで出たか気になるよっ！！｣
｢さぁ｣
慶次｢なら他のも簡単に使えちゃうんじゃ？
｢…あ｣
慶次｢………｣
慶次は時雨は天然なのかと疑いたくなった。

｢はぁあっ…｣
落ちている木の葉に向かって手を翳す。
｢｢…………｣｣
何も起きないのは分かっていたが、前みたいに言えば出てくるのだろうか。
｢風よ舞い上がれ！｣
その言葉が合図かのように、木の葉達が舞い、小さな竜巻を起こした。
慶次｢…本当だ、凄い。凄すぎて口が塞がらないよ｣
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500ヒットありがとうございます！！




18/8/15.修正

参拾弐、恋敵→←参拾、主「実は前田家ゲームで使ったことしかないんだよね｣全「メタいからやめろ」

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