戦国時代が好きな彼女は武将達に愛されるそうで

肆、紅き武田の虎 ページ4

佐助｢ここがお屋敷だよ｣
効果音を付けたくなるような、大きさだった。
｢…凄いです｣
少し微笑みながら感想を述べると何かを必死に堪えていた、何だろう。
佐助｢〜〜っ…行く当てがないなら、ここに居させてやってもいいけど？｣
まぁお館様に聞かなきゃ駄目だけど。と呟きながら歩き出す佐助さん。(名前は教えて貰った)
｢聞くに決まってるでしょう！｣
気分が上がった私は思い切り地を蹴り走った。後ろからは佐助さんの声が聞こえるが、ここは無視を決め込む。
(本物のお城なんて興奮するじゃないですか…それより私ってこんなに速かったっけ？)


｢〜〜〜…という訳で｣
全｢どういう訳だ｣
｢信玄公、どうか住まわせて頂きたく｣
周囲からは、賛否の声。｢この娘は度胸がある｣｢追放すべきですぞ！｣等の声が聞こえてくる。
信玄｢ふむ…幸村ァ！｣
幸村｢はいッ！お館さばぁあ！！｣
呼ばれた人物は、立ち上がり私の横にどかりと座り込んだ。真田幸村をちらりと盗み見れば、端正な顔立ちであり茶色の目は純粋そうで、吸い込まれるような印象を与えた。一言で言えば、｢格好いい｣である。
信玄｢時雨よ！幸村を見事倒してみせれば、ここに住まわせて進ぜよう｣
(た…戦う！？)
幸村｢なっ！？お館様！某、女子に手は…｣
その言葉に少しばかり腹を立てた。男女の力の差は歴然としているが、やって見なければ分からない事もある。
｢いいえ、戦って見なければ分かりません！｣
とは言ったものの、内心は冷や汗かきまくりである。
(兄からは一応剣を教えて貰っていたが、生憎今は竹刀はない)


ーさて…どう戦おうかー



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寝なきゃ(´･_･`) 次は戦闘シーン！だけどあんまり書けないからどうなる事やら(￣ー￣)
評価くれたら励みになります、低評価でも全く関係ありません！

17/12/23.修正
コメントありがとうございました…ほんとに凄く嬉しかったです。そしてこの作品、お星様が家康カラーになりました！ありがとうございます！！

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