弐拾漆、思い出 ページ27
左近｢そういや、時雨さんのご家族って？｣
縁側で話をしながら暇潰し(まだ少し身分が低く暇らしい)していると、急に家族の話になった。
｢義理の兄がいて…マ…母に父かな｣
うっかり、ママと言ってしまう所だった。この時代、ママ呼びは伝わらない。(因みにタメでいいと言われた)
左近｢兄？どんな人っすか？｣
意外な事に、左近さんが兄に興味を持ってくれた。
｢うん、半兵衛兄さんなんだけど…｣
懐かしいなぁと花火やBBQをした時のことを思い出す。
左近｢はん…べ…半兵衛さん！？｣
こりゃ三成様に報告しねぇと！と、どこかに走り去って行った。
｢…え、私放置？それにしても…オセロとか囲碁とか最初ボロ負けしてたなぁ…だんだん勝てるようになってたけど｣
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母｢時雨、聞きなさい。突然だけど、貴女に新しい家族が出来るのよ｣
そんな事分かりきっていた。ある日、眠れなくて階段を降りて行ったら、母が何やら話しをしていたのをたまたま聞いていたのだ。
新しい兄が来ると。
その新しい兄は親戚らしいが、今まで会った事がない。
｢…うん｣
母｢来なさい。半兵衛？｣
少しして扉を開けて入ってきたのは銀髪に、紫色のマスクを目にしている男の子だった。第一印象は不思議な人、だ。
半兵衛｢君が…？時雨…だよね？これから宜しく頼むよ｣
｢…はい。半兵衛兄さん｣
どこかで見たような人だったが、思い出せなかった。
これが、小5の頃の私の記憶。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
三成さんが私に対して敬語を使うようになり、優しく接してくれるようになった。
｢頭でも打ったのかな？｣
第一言目がこれだ。我ながら酷いと思う。
吉継｢左近の言葉を信じたか、三成…｣
｢優しくなってくれたので、まぁいいんじゃないんですか？｣
兄妹だという証拠は？と聞かれると、証拠はないのだが好きな食べ物、好きな色、誕生日など簡単なものなら答える事が出来る。
(…あれ、誰に説明してるんだろ)
三成｢時雨様、夕餉の支度が出来ました！！｣
｢はい、ありがとう。三成さん｣
三成｢いえ！！…左近！！何を笑っている！！そこに座れェッ！！！｣
左近｢ちょっ！見つめてたのをただニヤけながら見てただけなのに！酷いっすよ！｣
また見慣れた三成さんと左近さんの追いかけっこが始まった。
左近さんの助けの声を無視し、ご飯を食べ始めた。
｢美味しい｣
今日はいい日になりそうだ。
18/5/22.修正
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猿島佐近(プロフ) - 黒蘭さん» 分かりますwwすっかり忘れてますよね…。私も最近久々に更新しましたww (2018年2月20日 22時) (
レス) id: 5767b59702 (このIDを非表示/違反報告)
黒蘭(プロフ) - 猿島佐近さん» わ！！ありがとうございますー！およそ2ヶ月放置してしまいました(;´Д`) (2018年2月19日 22時) (レス) id: 9844fd6aac (このIDを非表示/違反報告)
猿島佐近(プロフ) - 更新されたんですね!!お疲れさまです (*´∀`)♪ (2018年2月19日 19時) (レス) id: 5767b59702 (このIDを非表示/違反報告)
猿島佐近(プロフ) - 黒蘭さん» ありがとうございます(*^^*)よろしくお願いします！！気軽に絡んでくださいっ！！щ(ﾟДﾟщ) (2017年12月26日 18時) (レス) id: 5767b59702 (このIDを非表示/違反報告)
黒蘭(プロフ) - 猿島佐近さん» いいですよー！！申請許可しましたっ 宜しくお願いします〜！ヾ(⌒(ﾉ*´∀`)ﾉ (2017年12月25日 23時) (レス) id: 9844fd6aac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒蘭 | 作成日時：2016年5月15日 23時
