戦国時代が好きな彼女は武将達に愛されるそうで

弐拾壱、番外編.友達 ページ21

始業式が終わり、2日ぐらい経った時の事。
後ろの席の、毛利君が話しかけてきた。
元就｢貴様、部活はどうするつもりだ｣

｢え…っと、かるた部に入ろうかと｣
元就｢吹奏楽に興味はないか？｣
｢吹奏楽…ピアノしか触った事がなくて…あ、でもたまになら…行ってもいいですよ？｣
元就｢そうか、ならばそれで良い｣
その一言を残し、去って行った。
(一体何だったんだろう？)

一応、毛利君とは友人の仲だ。後は幸村君と前田君、何故か他のクラスの長曾我部君と伊達君など、沢山の人と友達になった。
女子はかすがちゃんと、歳上のお市さん、まつさんと友達になりました。
コミュ障の私がこんなに友達が出来て、私は嬉しいです。



かすが｢おい！時雨！一緒に帰らないか！？｣
｢待って、今行く…！！｣
親友は水泳部に入ったので、一緒に帰ることは出来なくなった。

｢お待たせ、ごめんなさい｣
かすが｢気にしてない。それより駅前のスイーツショップが…｣
(友達っていいな…やっぱり)

それにしても、私と友達になった人は、決まって驚いたり目を見開いたりする。伊達君に限っては、初対面の相手なのに
政宗｢What！？honey…また会えたじゃねえか…！！｣
これである。私は蜂蜜かってツッコミたくなった。


(また会えた…前世の記憶があるとか
…そんな訳ないか、前世の記憶を持っていたとしても精々4歳辺りで忘れてしまうらしい)

とりあえず、今を楽しめばいいか。

か「ここだ！入るぞ！時雨！」





もし、私と貴方達が同じ時を歩んでいたのなら。









私のことを教えて欲しい…なんて。
私も記憶があったなら、喜び合えたのかな。








突如、スマホの着信音が鳴り響いた。

｢あ、かすがちゃんごめんね。…兄さん。うん、18時には帰るよ。気をつけるから、うん。じゃあね｣

聞いて分かる通り、今のは私の兄からだ。義理の、兄である。
半兵衛と言えば戦国武将の竹中だが、恐らく武将とは何の関係もない筈だ。
兄さんは母が引き取ったから苗字は鳴瀬だ。半兵衛兄さんの両親は…察してほしい。

だから鳴瀬時雨と、鳴瀬半兵衛。

かすが｢このショコラケーキが美味しくてだな！｣
｢じゃあ、私も同じケーキ食べようかな｣









はい、皆さんお気づきの方もいらっしゃると思いますが、結構前からおみくじや、ラッキーアイテムなど付け足しております。
良かったら見てみて下さいね。

18/4/22.修正

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