弐拾、番外編.始業式 ページ20
桜が満開に咲く。
主人公.時雨は、この婆娑羅学園に見事合格し、晴れて女子高生となった。
彼女の横に、真新しい制服を身につけた女子生徒が肩を並べる。
2人で桜の長い門を潜りながら、思い切り息を吸う。
親友｢きたね、高校…！！｣
｢うん、私は日本史学べれば良いけどね」
親友｢またそういう事言う(笑)｣
そんな会話をしながら、生徒玄関に向かう。
玄関入り口にクラス発表、番号が書いてある紙があるようで、新入生で賑わっていた。
親友｢時雨背が小さいから見え…ｳｸﾞｯ｣
彼女の傷を抉ったようだ、脇腹に突きを食らったらしい。見事に命中したらしく、彼女の親友であろう人物は、座り込んだ。
｢155cmだよ、なんか文句ある？｣
親友｢文句なんてありません…｣
人が少なくなって来たところを図り、時雨は親友の手を引っ張った。
クラスと番号を見る。そして、二人は絶望の顔をした。
二人｢別れた…｣
彼女らにとっては地獄のようなものだろう。
二人はコミュ障なのだから。
途中まで一緒に廊下を歩き、泣く泣く彼女達は別れた。それぞれのクラスに入るために。
幸いにも、クラスは隣同士だった。
｢…よ、し｣
覚悟を決め、建てつけの良いドアをがらりと開く。
目に入ったのは…
(個性的な人が沢山…つか女子めっちゃ見てくんだけど…)
時雨は黒板に貼ってある紙を見るが、席の指定はなかったので一番左の後ろから2番目に座った。隣の席、後ろの席は鞄が置いてあったので、ここに決めた。
(煩いのは嫌いだなぁ…煩い人だったらどうしよう)
始業式が始まるまで寝ようと決めた時雨は、早速眠りについた。
？｢…お……ろ｣
？｢…きさ…と……うて…る！｣
｢……？｣
(まだ眠っていたいのに)
？｢…貴様！起きろと申しておる！｣
時雨の目の前には、鬼のような形相の男子生徒。時雨にとっては見られていると認識しているだけだが。
時計を見ると、始業式が始まる時間になっていた。
｢始業式ですね。ありがとうございます｣
？｢…！…時雨｣
男子が呟いたのは聞こえず。時雨はさっさと整列をしに教室から出て行った。
同じクラスの鉢巻を付けた男子と、ポニテの男子は時雨を見て驚いている。
だが、時雨はその視線に気付かなかった。
そして始業式。
(…校長の話長い…周りの子寝てるし。ここは…演技で倒れようかな)
時雨の行動は早かった。決めたと同時にばたりと倒れたのである。
18/4/22.修正
弐拾壱、番外編.友達→←拾玖、｢巨大オクラ発見…！？｣元就｢我をオクラ呼ばわりするでない！！｣
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猿島佐近(プロフ) - 黒蘭さん» 分かりますwwすっかり忘れてますよね…。私も最近久々に更新しましたww (2018年2月20日 22時) (
レス) id: 5767b59702 (このIDを非表示/違反報告)
黒蘭(プロフ) - 猿島佐近さん» わ！！ありがとうございますー！およそ2ヶ月放置してしまいました(;´Д`) (2018年2月19日 22時) (レス) id: 9844fd6aac (このIDを非表示/違反報告)
猿島佐近(プロフ) - 更新されたんですね!!お疲れさまです (*´∀`)♪ (2018年2月19日 19時) (レス) id: 5767b59702 (このIDを非表示/違反報告)
猿島佐近(プロフ) - 黒蘭さん» ありがとうございます(*^^*)よろしくお願いします！！気軽に絡んでくださいっ！！щ(ﾟДﾟщ) (2017年12月26日 18時) (レス) id: 5767b59702 (このIDを非表示/違反報告)
黒蘭(プロフ) - 猿島佐近さん» いいですよー！！申請許可しましたっ 宜しくお願いします〜！ヾ(⌒(ﾉ*´∀`)ﾉ (2017年12月25日 23時) (レス) id: 9844fd6aac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒蘭 | 作成日時：2016年5月15日 23時
