戦国時代が好きな彼女は武将達に愛されるそうで

拾捌、長曾我部の想い ページ18

｢武器を作って頂いたり、寝泊まりまで、今までありがとうございました｣
深々と礼をする。90度丁度だと言う自信はある。

元親｢いいってもんよ！！ただ、俺が文を出した時は、宜しくたのむぜ｣
文…という事はいつか私に助けを求めるのだろう。共闘の事だったり、それか普通に近状報告だったり。
長曾我部さんはとても強いと思うのだが、私の力が必要なのだろうか？
とりあえず私はそんなことでいいならと思い、私は頷いた。

元親｢お…っと、後…これな｣
懐から差し出された植物。よく見てみると、それは蔓のようであった。
｢蔓？花？｣

元親｢そいつはぁ茜って植物なんだ。…受け取ってくれ｣
｢…あぁ、確か乾燥すると根が赤黄色から橙色、赤色の根になるから、ですね｣
私がそう言うと、どこか関心したように頷いた。
元親｢へぇ…詳しいんだな｣
｢花は好きなもので、大体の花の名前は覚えています。花言葉というのもありますが、覚えるのがめんどくさいのでそれは覚えていません｣
元親｢そうかい｣
兵士さん達との雑談も程々にし、別れの言葉を言おうとしたら、ピーちゃん(長曾我部さん曰く)が私と長曾我部さんの頭上を旋回し始めた。
ピーちゃん｢コトバ！！コトバ！！アカネ！｣
(言葉…茜…茜の花言葉？)

ピーちゃん｢ワタシヲ…｣
元親｢あぁああああああああ！！！！｣
｢えっ｣
(真面目に驚いた…で、ピーちゃんは何を言おうとしたんだろう？)
私を、と言っていたがその先が気になる。今度…というか何時になるか分からないが調べてみよう。

元親｢きききききき、気をつけろな！！…次は安芸だろ？あﾝの毛利のとこだ…何をしてくるかわかんねぇ｣
冷静な私とは裏腹に、長曾我部さんはどこか慌てて落ち着きがない。
｢ふふ、心配性ですね。私は大丈夫ですよ｣
微笑むと、あの時の佐助さんのように突然俯いた。
私の顔が気持ち悪かったのだろうか。
(悪い事をしたな)
｢あの、大丈夫ですか｣
元親｢俺の事は…気にすんな！じゃあな！！また会おうぜ！！｣
兵達｢戦姫さん！また！どこかでー！｣

(よし…目指せ、安芸！)









アカネの花言葉









私を思って









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花は漢字が分かるものだけ漢字で表しますね(((

はぁー…兄貴の想いが分かりましたね。
皆、惚れていくと思いますよ！
逆ハー要素は"まだ"ですよ！





18/4/22.修正

拾玖、｢巨大オクラ発見…！？｣元就｢我をオクラ呼ばわりするでない！！｣→←拾漆、ほんとすいません！！

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