拾壱、そっくりさん ページ11
｢ふぅ…ここが瀬戸内｣
ここには鬼がいるとかなんとか。ここに来るまで村の方々が言っていた事だ。鬼と聞き思い当たる人物は何人かいるが、瀬戸内(土佐)なので絞ったら1人だ。
後オクラの形した兜がいるらしい…それはそれで一目見たいと思う。
話が変わるが武器についてだ。薙刀は今背負っているが、もし来た時の敵襲にこんな大きい武器を持っているとバレる。なのでもっと違う何かが欲しいと思っていた。
｢とは思ってみたが…そんな武器はあるだろうか？｣
ふと、傘をさし始めた女の人が目に入った。瞬間、冷たい雫が頬を濡らす。
私は近くのお城の門で雨宿りをする。服は少し濡れた程度なのですぐ乾くだろう。
それよりも、未だに私は宿を探していない。今は夕暮れだが、もうじき夜になるだろう。夜は冷え込むし、今は雨が降っている。さらに寒くなると予想した為、野宿だけはどうしても避けたかった。早く宿を探そうと歩き始めたら、つまづいてしまった。
｢転っ…！｣
次の瞬間には身体中が泥まみれなんだろう…そんな事を思いながら、覚悟を決め目を閉じたがそうはならなかった。
私の右腕が、何者かによって掴まれていた。腕の太さ、筋肉の付き方から男だろう。
ぐいっ、と引き寄せられるが、私は力を入れてなかったので、後ろに倒れこむ。
？｢うおっ！？｣
当然ながら倒れこむ訳で、助けてくれたのに逆に泥だらけにしてしまった。
｢すみません！大丈夫ですか？｣
？｢あぁ…大丈夫だ。にしてもアンタ、どこのモンだ？…後退いてくれよ｣
下を指さしたので見ると、その男の人のお腹辺りに私のお尻がきていた。
この体勢は…なかなか恥ずかしい。
｢すみません、退きますね。私の名前は時雨。一応武田軍…なのかな、武田軍には助けてもらいました｣
(現代の世界の元親さんに似ているような、だとすれば幸村さんと佐助さんもお館様も、似てるなぁ…。祖先とか？)
少し見つめていると、苦笑いしながら自己紹介してくれた。
元親｢俺ぁ西海の鬼、長會我部元親ってんだ！…で、時雨よぉ。ふらふらしてっけど、平気か？｣
確かに、少し怠い気がするし、頭痛もする。だが長曽我部さんに迷惑をかける事は出来ない。
｢平気ですので、放って置いて下さ_____｣
意識はそこで途絶えた。
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18/2/19.修正
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猿島佐近(プロフ) - 黒蘭さん» 分かりますwwすっかり忘れてますよね…。私も最近久々に更新しましたww (2018年2月20日 22時) (
レス) id: 5767b59702 (このIDを非表示/違反報告)
黒蘭(プロフ) - 猿島佐近さん» わ！！ありがとうございますー！およそ2ヶ月放置してしまいました(;´Д`) (2018年2月19日 22時) (レス) id: 9844fd6aac (このIDを非表示/違反報告)
猿島佐近(プロフ) - 更新されたんですね!!お疲れさまです (*´∀`)♪ (2018年2月19日 19時) (レス) id: 5767b59702 (このIDを非表示/違反報告)
猿島佐近(プロフ) - 黒蘭さん» ありがとうございます(*^^*)よろしくお願いします！！気軽に絡んでくださいっ！！щ(ﾟДﾟщ) (2017年12月26日 18時) (レス) id: 5767b59702 (このIDを非表示/違反報告)
黒蘭(プロフ) - 猿島佐近さん» いいですよー！！申請許可しましたっ 宜しくお願いします〜！ヾ(⌒(ﾉ*´∀`)ﾉ (2017年12月25日 23時) (レス) id: 9844fd6aac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒蘭 | 作成日時：2016年5月15日 23時
