恋音と雨空

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本当に大丈夫？



出逢ったばかりの西島さんと住んで。



相手は芸能人だよ？



なのに私なんかと住んだりしたら・・・



スキャンダルとかで迷惑かけちゃうじゃん。



・・・千晃に相談してみよ



”プルルルル〜、プルルルル〜”



千晃「もしもし〜？A？もう大丈夫なの？」



A「あ、うん。でもまだ熱っぽいかな？」



千晃「そっか。大丈夫？色々と」



A「まだつらいよ。昨日の事だもん。でも、なんで知ってるの？」



千晃「俊音に電話したの。勝手な事してごめんね。」



A「ううん。大丈夫だよ。」



千晃「でも、にっしーが近くにいてくれるから安心だね！」



A「うん。心配かけてごめんね？」



千晃「大丈夫だよ。で？どうしたの？」



A「え？」



千晃「なにかあったから電話してきたんだよね？」



A「あのね、西島さんがね、一緒に住もうって。どうしたらいいかな？」



千晃「え？にっしーが？？」



A「うん。」



千晃「へぇー、あのにっしーがねぇー」



A「え？？」



千晃「メンバーと飲んでも絶対に泊まらせないの」



A「そうなの？」



千晃「うん、そうだよー。今までの彼女だって泊まった事がないんだから。」



A「そうなんだ・・・やっぱり私、ホテルに泊まった方がいいね・・・」



千晃「いや、にっしーの言うとおりにしとけば？」



A「え？」



千晃「けっこういい人だから、迷惑とか思わないよ。しかも、A、ホテルで住めるようなまとまったお金、ないでしょ？」



A「うん、そうだけど・・・」



千晃「じゃあ、にっしーのお言葉に甘えちゃいなよ」



A「大丈夫かな？」



千晃「大丈夫だよ。なんかあったらまた連絡して？助けにいくから！」



A「うん、わかった」



千晃「じゃあ、私、これから撮影だから！」



A「あ！ごめんね！時間とらしちゃって・・・」



千晃「気にしないで！大丈夫だから！」



A「うん、頑張ってね」



千晃「ありがとう！ばいばい！」



A「ばいばい！」



千晃と話して決めた。



今は西島さんに甘えよう。



そしてちゃんと働いてお金をためて、



新しい家を見つけて



ここを出ていこう・・・・



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