#7 タイヨウの家〜My whereabouts〜

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「はぁ」





家から出てきたのは良いものの手ぶらだし。


行くとこなんてない。






スマホすら持ってきてないよ…








まぁ、スマホ持ってたって連絡する人いないんだけどね。




そう考えると少し寂しくなった。









私は歩道橋の上から空を眺めた。




私の心とは正反対で、真っ青な綺麗な空。









「私の汚い心とは大違いだな…」









終わりなんて見えない位
綺麗に続く青空と



先なんて全く見えない私の未来。






お先真っ暗、ってやつだよ。




なんか。もうしんどいなぁ。







このまま歩いてたってどうにもならないし

いっそのこと、ここから飛び降りたら…







お父さんに会える？


___天国、行けるかな？







楽になれるよね。







もうこんな生活疲れた。




だから…







私は歩道橋の柵に足をかけた。









お父さん、今から会いにいくからね









私はもう片方の足をかけた。







そして、大きくジャンプした









.






ドンッ






.









.








んっ？痛くない？





私が目を開けると
そこは、歩道橋の上で。







「馬鹿なこと考えるな…」





きっと、飛び降りようとした私を
助けてくれたのだろう。





私は誰かに抱きしめられていた。

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