#7 タイヨウの家〜My whereabouts〜

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「痛い〜！…あっ遥輝君！助けて」





女が泣きはじめて数秒後、
何かを見つけたかのように走りだす。




そう。
部屋の外に西川さんがいた。







女は西川さんに痛い痛いと抱きつく。




『何があったんや⁈』



女「あのね…昨日私たちがうるさくて眠れなかったって言ってて、謝ったんだけどね…本投げられちゃって…」








さすがに、いくら西川さんでもこんな
嘘くさい芝居信用しないだろう。






女「でもね、私が悪いの。昨日、うるさくしちゃったから…」





バカか。こいつは。



言ってることとやってることだいぶ違うよ？







けど、やっぱり誰も私の味方なんて
してくれなくて。









西川さんは私をにらんで







『お前なぁ‼︎いくらなんでも酷過ぎるやろ

そんな性格ひんまがってるとは思わんかったわ！




そんなんやから、親戚からも嫌われるんやろ⁈』









心が割れた音がした。



何も知らないくせに…






私は、無意識のうちに、自然と

口が開いてた。




「…あんたに何がわかんのよ。

そんな女のことなんて信用して…

私の話なんて全然聞いてくれないし‼︎

もういい…もういいよ私なんていない方が良いんでしょ？






私なんて、生まれて来なきゃ良かったのに！」







私は部屋着のまま裸足のまま
外に出た。







そうだよ、誰も私なんて必要としてない。

消えたって、誰も悲しまないよ。






お父さん…会いたいよ。

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