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だけど、
出てこない‼︎
…あっそっか。
俺名前言ってないな。
普通知らんやつが呼んでも出てこないな。
でも、俺のことを覚えるかな。
「俺だよ中島卓也‼︎覚えてる?」
そう言うと
ヒョコっと現れた可愛らしい女の子。
「……中島さん?」
「いきなりごめんね、遥輝が倒れてさ…」
俺がそういうとAちゃんは
少し目を見開いた。
「えっ…?大丈夫なんですか?」
『なんか遥輝最初から眠たそうだったから…ただの睡眠不足だと思う。』
「嘘…私のせいだ」
「とりあえず、こいつベットに寝かせてもいい?」
「あっ、どうぞどうぞ、すみません。」
*
your side
*
謎の声の主は中島さんだった。
どうしよう…私のせいだよね。
中島さんは西川さんを抱えて西川さんの部屋のベットの上に運んでくれた。
「…ありがとうございます」
「ううん。いいよ。」
中島さんは、ふぅーと息を吐いた。
「もし良かったらなんか飲みますか?
…お茶しかないんですけど」
「あぁー、じゃあもらおうかな」
私はコップに麦茶を注いだ。
「どうぞ」
「ありがとう」
中島さんはよほど喉が渇いていたのか
ガブガブとお茶を飲み干した。
「Aちゃんはこの生活慣れたと?」
「えっ?…まぁ…はい…」
ついつい返事が曖昧になる。
「遥輝とはどういう関係?」
私は黙り込んでしまった。
「あっ…ごめん聞かない方がよかったよね」
「いえ、、、」
わかってる。中島さんは悪くない。
「ん、まぁなんかあれば言って。
俺でよければ相談乗るよ。」
俯いて黙ってる私を見て中島さんは
優しい言葉をかけてくれた。
「ありがとう…ございます」
「遥輝の車ドーム置きっ放しやから
遥輝に明日は出る前に連絡しろって言っといて。」
「はい」
「あと、これ。俺の連絡先渡しとくから
なんか相談あったら言って。」
中島さんは連絡先をメモして帰っていった。
恐る恐る西川さんの部屋を覗いてみる。
少しだけいびきをかきながら
スヤスヤと寝ている。
私は
"ありがとう"
と、小さく呟いた。
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mayu#26(プロフ) - まあさん» コメントありがとうございます!いつも読んでくださってありがとうございます!二日後テストなので、落ち着いたらまた更新します(*^^*) (2017年8月29日 6時) (レス) id: 368e9fed70 (このIDを非表示/違反報告)
まあ - mayu#26さんの作品は全て読んでいますが、こちらが1番お気に入りです!更新楽しみに待っています!! (2017年8月28日 20時) (レス) id: 6db3620aa7 (このIDを非表示/違反報告)
mayu#26(プロフ) - なごみさん» 本当にありがとうございますっ!今の書いてる小説4つあるんですけど、どれもまだ終わりそうになくて…次回作は当分先かもしれません笑でも、がんばって早く更新しますo(`ω´ )o (2017年8月21日 22時) (レス) id: 368e9fed70 (このIDを非表示/違反報告)
なごみ(プロフ) - ほんとに大好きです!これからも完結まで、いや次回作まで応援し続けます!ほんとに大好きです!頑張ってください! (2017年8月21日 22時) (レス) id: 5f5242b8c2 (このIDを非表示/違反報告)
mayu#26(プロフ) - みやさん» 私の小説がそこまでいいものかは分かりませんが…そう言ってもらえると物凄くやりがいがあります!これからも現状に満足せずもっと皆さんが楽しめる小説になるよう努力します! (2017年8月21日 21時) (レス) id: 368e9fed70 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mayu | 作成日時:2017年7月13日 22時