#7 タイヨウの家〜My whereabouts〜

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side #9



今日はナイターで昼頃にドームについた。



「おはよう、遥輝」


「…おはようございます卓さん」




挨拶するなりふぁ〜、と欠伸する遥輝。
よく顔を見てみるとクマがある。


「寝てないと？」



『ちょっと色々ありまして…』



「ばり眠たそう」



『そうすっか？大丈夫っすよ』




遥輝はそう言うともう一度欠伸をして
グラウンドへと向かった。




＊





無事試合は勝って終わったものの
遥輝はなんだかしんどそう。


5回くらいで遥輝代打出てたし。



「遥輝大丈夫？」



『はい…大丈夫っす』




嘘ばっかり。
大丈夫じゃない。



「何があったかは分からんけど
今日は、しっかり寝ろよ」



『はぁ〜い』



と返事をして



『じゃ今日もお疲れ様でした、さようなら』



と挨拶して動いた瞬間



『…うっ…』


「遥輝⁈」



遥輝が倒れかけた。
(ギリギリ俺が支えたけど)



『すみません…卓さん』





こいつ…倒れるほどしんどかったんか？

しょうがない。送ってやるか。


ということで俺の車に乗せて
遥輝のマンションへ。


部屋の前まで来たら遥輝の服のポケットから
家の鍵を取り出して、


ガチャと開けて中に入ると…


玄関には女の子の靴が。


遥輝の彼女か？



…あっそう言えば
Aちゃんと住んでるとか言ってたな。



俺は玄関先からAちゃんを呼んだ。

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