合コン ページ23
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「…あれ、」
次の日、泣き疲れ、笑い疲れ、諸々の疲れで床でへばっていたらしい私たち。
床で気持ちよさそうに寝ている黒尾を揺さぶって起こし、お風呂だけでも入って帰りなと声をかけると、枕がないせいかご自慢の寝癖が崩れた髪で起きる。
「…黒尾、歩ける？」
「ん、」
結構いいペースで飲んでたからなぁと、巨人が床から立ち上がるのを手伝い、お風呂場に連れて行った後、タオルやら石鹸の説明をして、缶やお皿の片付けをするために部屋に戻る。
「ッお前、元彼と同棲してたの？」
「え。なんで？」
ドンッと脱衣所の扉が開かれたかと思えば、勢いよく出てきた黒尾がパンツ姿で私の目の前に現れる。
高校の時は見るのに慣れていたはずなのに、反射的に目を隠し、ちょっズボン履いてよ！と私が言うと、慌ててズボンを履き直す黒尾。
昨日はそんな話一切してなかったろと私の服を掴んで脱衣所に引っ張る黒尾は、洗面台に置いてある赤と青色の歯ブラシと、脱衣所に置いてある男物のスウェットを見て指をさした。
「あ、それ飛雄のやつ」
烏野の影山飛雄。覚えてるでしょ？
黒尾なら仕事でも関わりあるか…と顎に手を当てながら、よく泊まりに来るから置いて行っていいよって言ったのと説明する。
元彼のじゃないよと不器用に畳まれたスウェットが気になって、ちゃちゃっと畳み直しながら、確かにコレは勘違いするかと私は笑ってしまう。
一人前のご飯を作るのが面倒という理由で、お互いの家にいることが多いことを話すが、いつまでも静かな黒尾が気になって振り返る。
「え、何その顔。」
へー…と呟く黒尾の顔は、驚くほど面白い顔で固まっており、私は不思議に思いながらも脱衣所の扉を閉めて外に出た。
◇◇
続く
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西川あや(プロフ) - 黒尾ファンさん» コメントありがとうございます！時間はかかると思いますが、必ず完結させますのでお待ちください！ (3月30日 20時) (
レス) id: 6a34db6c3e (このIDを非表示/違反報告)
黒尾ファン - 今回のも、面白かったですこれからもがんばってください。 (3月30日 18時) (レス) @page23 id: 13c9948002 (このIDを非表示/違反報告)
黒尾ファン - 続き待ってます頑張ってくださいおうえんしちょるんで！！！好きやでこの作品 (3月29日 23時) (レス) @page21 id: 13c9948002 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：西川あや | 作成日時：2024年3月26日 15時
