合コン ページ18
◇
「Aちゃん！来てくれてありがとー♡」
休みの日、お昼ちょっと過ぎくらいの時間に、指定されたお店に到着すると、職場の先輩たち二人が私を出迎える。
戦場に行く前に作戦会議をすると怖い顔で言う先輩は、その前に軽くお茶をしようと提案し、私は言われるがままにいちごオレを頼んで到着するのを待った。
「Aちゃん、今日の髪可愛いね〜」
「ありがとうございますっ！
頑張って巻いてきました！」
髪綺麗〜と私の髪の毛をサラリと撫でながら、あのお局がいなくなってオシャレできるようになって本当に良かったよね！とマイペースな一人の先輩が盛り上がる。
まあ私的には、また髪を伸ばせることが嬉しいという反動で、毎晩どんなに面倒くさいケアだって頑張れたため、一応あのおばさんには感謝している。
「Aちゃんに意地悪してたあのお局ね。
お客さんからクレーム入りすぎて異動になったらしいよ」
「え、まじか〜！」
でも地毛申請出してても染めろとか、今どきありえなかったよねぇと先輩が怒ると、私の頭をヨシヨシと撫でて、Aちゃんの髪色すごく素敵だよと言ってくれた。
・
「で、今日のお相手の職業は？」
「医者、経営者、弁護士。」
レベル高っ！と手馴れたように会話を進める先輩たちを横目に、本日初参加の私はズズズといちごオレをストローで飲む。
元々合コンに興味はあったけど、今は別に彼氏が欲しい時期という訳でもないため、人数合わせのために参加している私。
「Aちゃん可愛いし、一番若いから
きっと凄い狙われるだろうけどビビっちゃダメだよ」
こっちが見定めてやるって思って接しないと！とアツく語る先輩の話を真剣に聞いていると、イケメンは私たちにください…と、とても素直に心の内を打ち明けられた。
◇
そして、美人CAとハイスペック男性による合コンが始まった。
「Aちゃん、休みの日は何してるの？」
「バレーボールの試合観戦とか…
それ以外だと基本的に寝てます！」
「好きな食べ物は？」
「ラーメンです！」
雰囲気を壊さない程度に正直に受け答えしていると、先輩たちが好きそうな爽やかなイケメンが私の目の前で楽しそうに笑っている。
話すこともそこまでないので、運ばれてきた料理を食べていると、カワイイねとニッコリ微笑まれてしまった。
◇
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西川あや(プロフ) - 黒尾ファンさん» コメントありがとうございます！時間はかかると思いますが、必ず完結させますのでお待ちください！ (3月30日 20時) (
レス) id: 6a34db6c3e (このIDを非表示/違反報告)
黒尾ファン - 今回のも、面白かったですこれからもがんばってください。 (3月30日 18時) (レス) @page23 id: 13c9948002 (このIDを非表示/違反報告)
黒尾ファン - 続き待ってます頑張ってくださいおうえんしちょるんで！！！好きやでこの作品 (3月29日 23時) (レス) @page21 id: 13c9948002 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：西川あや | 作成日時：2024年3月26日 15時
