マブダチ ページ13
◇
「なに、これ…？」
次の日の朝、実家を出て一人暮らしをしている私は、コンビニに行ったついでにボッサボサな頭で郵便物を確認する。
綺麗に閉じられた封筒には、一条A様と汚い字で書かれており、裏を見れば何も書いてない。
またか…と頭を抱えながらその封筒を開くと、中には【シュヴァイデンアドラーズVS＿ 】と書かれたVリーグのチケットが入っていた。
「…」
すぐさまスマホを開いてから連絡先を出し、私の家の住所を知っていて、なおかつ過去にも同じことをしてきた人物に電話をかけた。
『はい』
朝の時間なら出るだろうとは思ったが、まさかワンコールで出るとは思わず、私は少し反応が遅れる。
「……私。」
『あ、Aさんチケット届きましたか？
その曜日なら確か休みっすよね』
「うん、第一声がそれって怒るよ飛雄」
スマホを持つ手に力を入れて、握りしめたチケットを机に叩きつける。
「東京で試合がある度にチケット送るのやめてってば！」
『…？ Aさん、Vリーグ好きじゃないですか』
「うん、好きだけど！！」
行きたい時は自分でチケットとるし、休みの日は他の用事もあるからしれないじゃん！
そう私が責め立てると、なんだかんだいつも来てくれますよね？と飛雄は反省の色を見せない。
「…」
なぜ私が今もこうして飛雄と連絡をとっているのか。
それはちょうど一年前の日に遡る。
◇
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西川あや(プロフ) - 黒尾ファンさん» コメントありがとうございます！時間はかかると思いますが、必ず完結させますのでお待ちください！ (3月30日 20時) (
レス) id: 6a34db6c3e (このIDを非表示/違反報告)
黒尾ファン - 今回のも、面白かったですこれからもがんばってください。 (3月30日 18時) (レス) @page23 id: 13c9948002 (このIDを非表示/違反報告)
黒尾ファン - 続き待ってます頑張ってくださいおうえんしちょるんで！！！好きやでこの作品 (3月29日 23時) (レス) @page21 id: 13c9948002 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：西川あや | 作成日時：2024年3月26日 15時
