【ハイキュー】音駒の3年マネージャー② (ページ8)

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東京合宿ページ8

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次の日。

眼鏡くんと顔を合わせる度に、昨晩はどうもー！とにこやかに挨拶をされるという嫌がらせを受けている私は、朝から嫌な気持ちで試合を見る。

本日、三試合目の相手はその眼鏡くんのいる烏野であり、翔陽くんと飛雄のいるスタメンでは久しぶりの対戦だった。

「ブロック2枚！！」

早々に試合が始まると、リエーフが打ったスパイクはワンタッチをとられ、澤村が飛雄の頭上に綺麗に一本目を上げると、翔陽くんがaクイックの助走をとる。

しかし、いつもなら飛びつくはずのリエーフがグッと堪え、aからcクイックに体勢を変えてブロックを躱す翔陽くんに気が付くと、なんと一枚ブロックで見事速攻を止めてしまった。

「よっしゃー！」

「リエーフ、やりよったぁぁあ！」

「よく止めたなぁ！」

合宿に参加する全てのチームを翻弄してきた速攻。

そんな速攻をこの合宿で初めて止めたのは、バレーボール初心者のリエーフであり、虎と夜久にコーチ内で褒めちぎられるリエーフは、調子に乗って翔陽くんに挑発までしている。

「リエーフ、ナイス！」

もう一本！とリエーフに声援を送っていれば、サーブ前の研磨がリエーフに指示を出しているのが見える。

今日のリエーフはなんだかノッていて、その後も翔陽くんのスパイクを気持ちよく決めさせず、攻撃の支柱を止められたことで飛雄だけでなく烏野の全体が焦りを感じているようだった。

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ローテ数回ほどまわり、リエーフの活躍により音駒が流れを掴むと、烏野との点差がどんどん開いていく。

今の烏野を見ているのは辛いな…と相手コートに視線を移せば、レフトに向かって短めのトス上がる。

「っ危ない！」

東峰くんが助走に入るのとほぼ同時に、翔陽くんもトスに飛びつくのが見えると、二人は凄い音を立てて衝突してしまった。

主審をしていた森然の2年生が二人の安全を確認し、再開の合図を出しているにも関わらず、翔陽くんと飛雄が何か言い合っていて、それから烏野がギクシャクし始める。

その後、あっという間にウチのマッチポイントになると、虎がスパイクを決めてあっさりセットをとった。

「揉めてたな〜烏野」

そう話しながら戻ってくる黒尾たちにボトルを渡していくと、ショーヨーが目瞑るのやめるって聞こえたとリエーフが走に話している。

それを聞いてある人物が心配になった私は、こっそり烏野のコートを盗み見た。

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