【ハイキュー】音駒の3年マネージャー② (ページ19)

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埼玉合宿初日ページ19

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練習をみんなで切り上げてご飯を食べた後、私は誰かお風呂に誘おうと部屋に入るが、真子ちゃんと英里は既に入浴し終わっており、かおりと雪絵が今入っていると情報を貰う。

どうせ烏野の二人は一番遅くまで残るのだろうと、私はぼっちにならないうちに急いでお風呂場に向かった。

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「っ雪絵、かおり！爆速で入るから待ってて！」

「全然いいよ〜？」

びっくりした〜と言ってシャワーで体を流す雪絵と、待っててあげるからちゃんと洗いなよと湯船に浸かるかおり。

そして、私が自衛隊のような速さで全ての洗浄を済ませると、速すぎて汚そうだからやり直しと、結局頭から洗い直す羽目になった。

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ドライヤーは部屋でしようとお風呂場を出ると、ちょうど隣の男子風呂に向かっていく梟谷の三年メンバー。

「おつかれー！」

「おう！Aちゃんもな〜」

雪絵と英里が他の人たちと話している間、私は唯一の知り合いである小見と木葉に久しぶりと軽く挨拶すると、濡れ髪の女子だ…！と頬を染めて喜ばれる。

言い方キモーイと口元を隠して雪絵が笑っていると、少し遅れて木兎と赤葦も登場し、あっという間に大騒ぎになってしまう。

「風呂終わったら枕投げしよーぜ！

Aも一緒にやるよな？！」

「木兎……そりゃいい案だな。絶対やろう」

「いややらんわ」

木兎のボケに乗っかる木葉に笑いつつ、これ以上ここにいては一生部屋に帰れなくなると悟った私は、ごゆっくり〜と早々にみんなに手を振って風呂場へ送り出す。

すると、簡単にばいばーいとお風呂場に吸い込まれていく梟谷のみんなは、ぺちゃくちゃ喋りながら消えていった。

「雪絵とかおりも大変だね」

賑やかでいいけどと外からでもうるさい男子風呂を指さすと、Aがいるといつもの三割増うるさくなるよと率直に言われて地味に傷つく。

早く髪乾かそーという雪絵の言葉で部屋に向かって歩き出すと、後ろからAさんと名前を呼ばれて振り返る。

目線の先には赤葦が立っていて、どうしたのかと不思議に思って聞くと、呼び止めてしまってすみませんと謝る赤葦は、わざわざ私の近くまでやってきて口を開いた。

「この後、時間ありますか？」

◇