ハッピーエンド (ページ34)

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episode 34 ページ34

紫耀「はっすーん！！」

『はっすんまだー？』

時は流れて休憩時間、そう。自由時間。

和也「待って！前髪可笑しい！！」

紫耀「そんな変わらへんから早く！」

和也「変わる！」

はっすんと3人で回ることになったのはええんやけど..........

『変わらん！ナルシはよ出てこい！』

和也「うるさいなぁ～紫耀もAも！ほら、出てきましたよ！」

とバッチリ髪の毛セットしたはっすんが出てくる。

まあ、そんな変わらないよって事はあえて言わない。

劇まで少し時間があるから、1年生のたこ焼き屋さんとか行ったりして。

公演の少し前、いい席を取ろうと、前にやってたバトン部の出し物が終わった後、体育館前にスタンバイしてた私たちは空いた瞬間、急いで一番前の席に座る。

紫耀「座れた！座れた！よし、これで彩織の事よー見える！」

和也「ラブシーンも見るんやで？」

紫耀「あああー！！大吾とラブシーンとか........A、目の前で再現してやろな？」

和也「あ、愛莉との時は俺とな！」

『二人共いい加減にしいや！便乗すんな！便乗！』

大吾が主演する[Youth]は大吾扮する理系高校生の清水峻輔が彩織扮する幼なじみの真鍋朱里と愛莉扮するクラスメイトの夏目乃々香との三角関係や進路などに揺れ動くお話。

3人がメインキャストの為だろうか、その人達の彼カノである私達はまあ、嫉妬確実というわけですよ。