ハッピーエンド (ページ22)

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episode 22 ページ22

『何いってんの？付き合ってないんやし、ほかの女子と歩いてるん弟見たらめんどい事に...........』

すぐ声かけるんよね。

柊真と別れたの恭平に言ってなかったら、まだ幼い恭平が私に浮気してる！って教えてきたもん。

大吾「俺、嬉しかってん。その........勘違いされたん」

照れながら、西畑くんが言う。

何、それ。

そんなこと言われたら、期待しちゃうよ？

ええん？

『何で...........』

大吾「やって、好きやから。髙橋さんの事。もし、髙橋さんが俺の事好きなんやったら、ホンマに付き合いたい」

私の手をギュッと握って、私の目をしっかり見て、気持ちを伝えてくる彼。

勘違いされたままでええって、少し思ってたんは私だけやなかったんやって。

『私も、好きだよ。ホンマに付き合おう？私達』

大吾「うん。A」

照れくさそうに、嬉しそうに私の名前を呼ぶ西畑くん。

呼び捨てとか初めてやから心臓に悪い。

嬉しいけど。

『西畑くん、いきなり呼び捨てとか狡い』

大吾「なあ、大吾がええ。付き合ってるんやから俺ら」

私が余計恥ずかしくなるように仕掛けた彼の罠。

ズルイ。

『大吾』

私がそう言うと顔を赤くして彼は照れた。