ハッピーエンド (ページ15)

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episode 15 ページ15

大吾side

待ち合わせに来た彼女はとっても可愛くて。

白を貴重とした花柄の浴衣は、とても似合ってて、可愛い。

そんな彼女とちょっとしたハプニングのお陰で手を繋ぐことが出来た。

心臓が煩くて、煩くて仕方ない。

A「ねえ、これ食べよ！」

俺の手を引き、彼女が来たのは飴屋さん。

『ええよ！どれにする？』

りんご飴、いちご飴、ぶどう飴とかいっぱいある。

悩むなぁ～

A「私、いちご飴！西畑くんは？」

いちご飴とか女の子やな～
可愛ええな～

『俺、りんご飴にする！すいません！いちご飴とりんご飴一つずつ下さい！』

「えっと、600円ね」

俺は財布を取り出し、素早くお金を出す。

『これで足りますか？』

A「え、西畑くんいいよ、自分の位自分で払うから！」

そう言って、俺にもお金を渡そうとする彼女。

『今は奢られといて。誘ったの俺なんやから、御礼くらいさせてや』

少しくらいカッコつけたいやん。

好きな子の前では。

高校生でバイトもしてへんのんやから、これ位しか出来へんもん。

A「じゃあ、お言葉に甘えて」

『うん。それでええ。オジサンとってええですよね？払ったんで』

「どうぞどうぞ」

『はい、髙橋さんこれ』

俺は、大きくて、形も良さそうな飴を手にし、彼女に渡す。

A「ありがと西畑くん」

笑顔で受け取って、飴を舐める彼女。

顔立ちがええから、その姿はまさに美少女そのもの。

俺、今日心臓持つんかな。