ハッピーエンド (ページ12)

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episode 12 ページ12

Aside

『ね～おかしくない？』

母「大丈夫！大丈夫！」

『え～！自信ない！』

今日は、夏祭り。

そうです。西畑くんとお出かけします。

母「部活の友達と行くんでしょ～？ヤケに手が込んでるわね」

ごめんなさい、お母さん。

部活の子とは行きません。

男子と二人きりです。
すいません。

『アハハハっ、何のことかな？ね？恭平』

とこちらは私と対照的なプレイボーイな私の弟の恭平に助けを求める。

恭平「絶対デートやろ。男や、男。俺、分かるもん。お母さん、デートやからお金頂戴」

なっなっ！！！！

この前お前が女の子と遊んでて帰りが遅くなったのお使い頼んだとか言って遅くしてたげたの誰だよ！！

私だよ！！

庇うとかいうことはアンタの頭にはないのか、ホンマに.......

母「恭平はチャラいけど素直でイイわね～それに比べてアンタは！！」

恭平、恨むよ？
ホンマ。

何でそんな事言うん！？

『やっやから付き合ってないんやもん！ってか恭平あんたこれで彼女何人目やねん！ああ！！もう待ち合わせの時間くる！いってきます！』

待ち合わせの時間が迫ってる事に気づき、急いで家を出る。

母「いてらっしゃい！気をつけなさいよ！」

『うん！恭平、邪魔すんなよ！』

準備に時間かけてたとか、何でもチェックしてたとか言われたら終わりだ！！

口悪いから。
何で学校でアイツが王子様って言われてるのか私には訳が分からない。

恭平「こっちのセリフやブス！」

『はあ！？アンタねぇ～』

恭平「事実やん！事実！！俺の方が顔のパーツええもん！」

事実だけど！！！

母「A！マジで遅れるよ！？ええん！？」

『いけない、いけない！』

急いで家を飛び出して、待ち合わせ場所まで行く。

すると見えた、見覚えのある彼の後ろ姿。

甚平着てるけど、分かる。

『西畑くん！』

そう彼を呼ぶと

大吾「あ、髙橋さん！」

そう言ってこちらを向いた彼。

黒を貴重とした縦線が入った甚平を着ている彼はかっこよくて、きゅんってしてしまう。

ヤバイ、ヤバイ。

横、歩けない............