ハッピーエンド (ページ1)

今日:4 hit、昨日:24 hit、合計:31,303 hit

episode 1 ページ1

私、髙橋A。
高校三年生。

「髙橋さん、だよね？俺、西畑大吾言います。どーぞよろしく」

やりたくもない文化委員を任され、ぼーっと話をテキトーに流しながら聞いて寝ていると、隣のクラスで可愛いし、かっこいいで有名な“彼”が私に話しかけてきた。

『ああ、はい。髙橋Aです。こちらこそ、よろしくね』

大吾「髙橋さんさ、さっきの話聞いてた？」

『あー、なんか委員長決めがなんちゃらかんちゃら』

文化委員なんて、なりたくてなったわけじゃない。

ただ、なんとなく。
友達にやれと言われ、まあ将来的にも繋がるのはこれだと馬鹿な発想が浮かびやることにしたから聞いてなかったし、委員長とかは平野くんとかペアになったやつがやるだろうって決めつけてるし。

大吾「じゃ、自分が委員長兼学校祭の委員長を引き受けた事は勿論覚えてるよね？」

『え..........？そんなんは、平野くんとかが.........』

私が、自分で言う筈もない。

眠気満載だったし、大体やりたくないし.........

大吾「紫耀？アイツ、推薦してたで？高橋さんの事。しっかりしてるし、企画とか面白いの考えてくれるからって.......やっぱ聞いてなかった？」

平野くんが私を推薦！？

はあ！？待て待て、私、企画考えるの好きだけど、得意じゃないもん！！

私、それに専門分野というものが........!!

『そんなん聞いてへんよ！？で、平野くんは？平野くん！！！アイツどこ！？』

思わず、席を立ち上がり、周りを見渡す。

だけど..........

大吾「紫耀なら、先に部活行くって」

『はあぁぁああ！！？？推薦したなら責任取りなさいよ！！って、西畑くんは何で？バスケ部だから、平野くんと一緒に部活行ってるんじゃ........！！』

そうだよ！この人教室残ってるの可笑しい！！

委員会一応終わったはずだよ？(先生の司会で)
周り見渡しても教室には私と西畑くんだけ。