慎太郎side続き ページ9
案の定、しばらくして二階から樹の声がした。
樹「いつまで起きてんだ！？」
このままじゃ近所迷惑になっちゃうので、少しなだめるか。
「樹、ちょっとボリューム下げて。」
樹「お前、まだ起きてたの？」
違うよ。樹の大声で起きちゃったの。
樹「それはごめん。とにかく、さっさと寝ろ。ジェシー、そろそろ電話切れ。北斗、いい加減にしないと、望遠鏡見れないようにするけど。」
北「それは絶対やだ。壊したら、お父さんに言いつけるからね。」
北斗の文句を聞き流しながら、樹は無理やり北斗をベッドに行かせる。
樹「言いつけるんならご勝手に。」
そう言って樹は北斗の部屋のドアを閉めた。
樹「ジェシー？いつまでそうやってんの？」
ジ「ちょっと待って。今いいとこだから。Sorry. My brother is noisy.(ごめんね、兄貴がうるさくて。)」
すると、樹はパソコンのカメラに割り込む。
樹「Sorry.He must sleep soon.(ごめんね、こいつ、もう寝なきゃだめだから。)」
樹は電話の相手にそう言うと、電話を切った。
ジ「あー！Hey!What to do!(何するの！)」
樹「はーい、寝てくださーい。」
またもや文句を聞き流しながら、樹は無理やりジェシーをベッドに行かせる。
樹「んじゃ、おやすみなさい。」
そう言って部屋のドアを閉める。
樹「お前は？寝ないの？」
「寝る寝る！寝ます寝ます！寝るから怒らないで。」
樹ってほんっと怖いよね。よくそれで学校でモテるよね。羨ましいですわ。
樹「おやすみ。」
「おやすみなさい。」
うちっていつも騒がしいね。ま、これが日常なんだけどね。
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作者名：しあべ | 作成日時：2024年3月18日 19時
