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北斗side ページ7
やっとのことで完成したカレーを無駄にする気か！
ジ「あー！」
慌てて火を消す。
慎「あーあ、焦げちゃった。」
これじゃ、朝の味噌汁と変わんないね。
ジ「ま、大丈夫っしょ。」
お前のその呑気な性格が羨ましいよ。
「いただきまーす。」
三人でカレーをひたすら食べる。
慎「んん！美味しいよ！このカレー。」
慎太郎よ、そう言ってくれて、兄は嬉しいよ。
ジ「そりゃ、俺が作ったんだから、美味しいに決まってるじゃないか。」
カレー焦がしてたけどね。
慎「あ、そうだ。これ、お土産。」
慎太郎よ、お前はよく懲りずに大量のお土産を買って帰って来るな。兄はもはや呆れたぞ。
「もう大丈夫だって。同じのばっかり。」
違う種類のだったら嬉しいけど、いつも同じやつ。さすがに飽きちゃう。
「また、優吾に怒られるよ。」
ジ「優吾は怒っても怖くない。」
あー、確かに。
「じゃあ、樹に怒られるよ。」
慎「樹は怖いな。うん、怖い。思い出しただけでも怖い。」
慎太郎が大きな体を震わせる。
ジ「あれ？でも、樹ってお土産に関しては怒ったことないよね？」
ん？そういや、そうだね。
慎「いつもニコニコ顔で食べてるよね。」
確かに。
ジ「ま、樹に怒られないなら良しとしよう。」
いいんかい！！笑
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作者名：しあべ | 作成日時：2024年3月18日 19時
