六ツ石兄弟 (ページ17)

今日:18 hit、昨日:5 hit、合計:3,931 hit

それぞれの進路ページ17

北斗side

今日も平穏に一日が過ぎました。今は終礼を行ってるところ。

先「プリント配るぞー。」

担任のカズレーザー先生。本名金子和令先生。なんか、あだ名で呼んでくれって言われて、みんなそう呼んでる。

先「進路に関するやつだから、締切守れよー。」

進路か〜。この特進クラスは一年生の頃から進路を事細かく聞いてくる。今は三年生で進路の最終確認に入ってるところ。

「ねえ、亮くん。大学ってどこ行くの？」

隣に座る亮くんに聞く。

亮「うーん･･･。一応早慶上智のどれかを狙おうかと思ってるけど･･･。」

早慶上智！？さすが。俺はそこまでのレベルじゃないしな。

亮「北斗だって頑張ればできるよ。」

いやぁ。無理無理。だって、この賢蘭高校の特進クラスの学力について行くのでやっとだもん。

亮「じゃあ、大学からは寂しくなるね。」

うん、そうだね。

「どこにしようかな･･･？」

正直、俺はどこも決めてない。高校を決める時だって、亮くんがいくところにしようって決めて、必死に勉強して何とか合格したって感じだったし。さすがに大学までは一緒って訳には行かないか。

亮「北斗、英語得意だし、国際系にするの？」

え？国際系か。考えたことなかったな。

「家に帰って優吾たちに相談してみるよ。」

幸い、上三人はみんな大学行ってるし、経験豊富な人が三人もいるんだから聞いてみよう。