Bittersweet Love 2 (ページ6)

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52 過去編ページ6

あの後で女の人達と永瀬先輩が先輩のところに来て先輩はその人たちと教室に戻って行った

長妻先輩は手を振って、永瀬先輩は私に謝るとその女の人達の所に行った

靴を見ると先輩と同じ学年できっと友達なんだろうな

あの時はなんとか逃げきれたけど今は逃げ道もない……

どうすればいいんだろう……

正直な気持ちを言うしかないのかな

怜央「急に呼び出してごめんね」

「大丈夫ですよ」

怜央「それでさっきのことなんだけど」

「さ、さっきのこととは……」

怜央「俺の彼女に本当にならないかっていう話」

やっぱりそうですよね！

絶対にその話だと思ってたけどやっぱりなんて答えたらいいか困ってしまう

「ごめんなさい……先輩とはお付き合いはできません」

怜央「え？」

「私、先輩のことよく知らなくて……。なのでごめんなさい！」

私は先輩に謝ると頭を下げた

何を言われるか分からなくて頭をあげることが出来ない

怜央「長妻怜央。2年生。好きなものは肉とラーメン。身長は多分180後半で体重は……」

「あ、あの…？」

怜央「確かによく知らない奴にあんなこと言われたら困るよね！ごめん！だから俺の事を少しでも知って欲しくて」

「………」

私はびっくりしすぎて何も言えずにいた

先輩のことをよく知らない、と失礼なことを言ったのに笑顔で自分のことを教えてくれてる

不思議な人だな

私は面白くてつい笑ってしまった

怜央「え？なんか面白かった？」

「あ、ごめんなさい…」

怜央「むしろ嬉しい！」

よく分からないけど本当に嬉しそう

長妻先輩って本当に不思議な人だな