178side櫻井 ページ28
2月14日
あの日、5人で写真を撮った後、
屋上から出ようとする俺を結和ちゃんが呼び止めた
3人(智くん、ニノ、雅紀)の視線が痛かったが、致し方ない
皆には先に行ってもらって
2人で屋上に残り、結和ちゃんと向き合う
s「どうした？」
結「これ、少し遅れたんだけど…//」
ん？
紙袋？
結「誕生日プレゼント///」
s「マジ！？」
貰えると思っていなかったから、最高に嬉しい
中は…ピンクの可愛いコースターと、
押し花のしおりと、封筒？
結「翔くんいつも、コップの水滴気にしてるから笑
あと、その押し花は、星の瞳の押し花。
今が旬だから作ってみたの。よく本読んでるから使うかな…って笑」
なんつーか…
よく見てくれてて、嬉しいし、
絶対使うし、嬉しいし、
センスがイイし、嬉しいし、
s「まじで嬉しい…
ありがとう！
これは？」
封筒を見せると、
結「よければ…なんだけど、
今度、OETYでするコンサートのチケット。
5枚あるから、皆で観に来て欲しいな…って笑」
自分で言うのもアレだけど、
OETYのライブチケットはオレら以上の、
マジでプラチナチケット。
それを5枚も。
行かないわけがない。
と言うことで、今日、5人で東京ドームまで来た
ビッチりバッチり変装して、
席へ向かう。
関係者席は逆に目立つから…と、
用意された一般席は、見事に隔離された5席で、
なのに目立たず、スタンド下段の一番後ろのセンターという、バレてはいけないオレらにとっては、まさに神席だった。
s「結和ちゃんのチケット、まじ神席だね笑」
a「俺、普通の席でペンライト持って、うちわ振るの久しぶりでヤバいんだけど！」
m「やっぱ演出気になるな…」
n「俺、OETYのコンサート初めてだわ…」
o「俺、１回来たことある」
sanm「え！」
s「いつ？」
o「ほら、皆に歌詞を書いて欲しい人がいるって話したじゃん？あれの少し前に、コンサート見に来て、それで結和を見っけたんだよ笑」
n「そうだったんだ…」
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作者名：ミックス。 | 作成日時：2017年12月13日 23時
