165side櫻井 ページ15
s「で？
好きな人とは会えたの？」
あえて、結和ちゃんの名前は出さなかった
結局、鮭は智くんの胃の中へ行って、
きっと正常な俺なら聞かないだろう事を、
満腹で少し眠くて、
ビールで酔っ払って、
深夜テンションな俺は、サラっと聞いてしまった。
智くんも酔ってるから、何でもないように答えてくれる
o「ん？会えたよ〜笑」
ちょっと陽気な智くん
s「あ、会えたの？」
o「ことしは、さいこーのくりすますだよ〜」
s「なにそれ笑
で？上手くいきそう？」
o「しょーくんしだい〜」
s「なんで俺？
手伝えって？笑」
こりゃ明日になったら忘れてるパターンだな笑
s「いくら俺でも、手伝えないよ笑
自分で頑張って」
o「んふ笑
だから、きょうはがんばったんだよ」
s「まぁ、そうだね笑
ほら、ベットいくよ？ここで寝たら風邪ひくぞ？」
o「しょおくんもいっしょね〜」
s「わーかったから笑
ほら、立てる？」
フラフラの智くんを、これまたフラフラな俺が支えて寝室に向かい、2人でベットになだれ込んだ
そっからの記憶は…ない。
俺も相当酔ってたんだと思う。
朝起きると、隣で智くんが
スー ﾌｶﾞｯ スースー
と寝ていて、2人ともちゃんと布団を着ていた
現在am9:00
s「さ、朝ごはんでも作りますか…」
智くんを起こさないようにベットを出る
《これは慣れた…笑
ちょっと痛い頭を働かせて、
不器用な手を動かし、目玉焼きを焼いて
《これは慣れない…泣
なかなか起きない智くんを叩き起こして
《これは…慣れたかな？笑
2人で、相変わらず焦げて潰れた目玉焼きと、
コーヒーを飲む
智くん曰く、俺の目玉焼きには口が慣れたらしい。
そして、俺の淹れたコーヒーが1番美味しいらしい。
s「智くん、いつまでいるの？
今日休みだよね？釣りとか行かないの？」
o「ん〜夜まで？笑」
s「は？笑
まぁいいけど笑」
どうやら、今日1日居座るらしい。
まぁ、居ても居なくても、空気のような人だから気にならないし、全然いいんだけどね
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作者名：ミックス。 | 作成日時：2017年12月13日 23時
