惹きつける side Kazu ページ14
ずっと聴いていた。
帽子とマスクをしているけど、さすがに店の中には入れないから、店の正面のガードレールに腰掛けてずっと。
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何時間そこにいたんだろう。
気付けば23時前で、彼女は演奏を終えて俺の前に立っていた。
真美「こんばんは。ずっと聴いてくれてましたよね？寒いのにありがとうございます。」
正直驚いた。
店の前って言ったって、道路を挟んだその先よ？
透明って言ってもカーテンがかかってる店の中から、俺のことに気付いてたわけ？
「あー…。あの、素敵でした。」
真美「あの、…何かあったんですか？」
「…え？」
真美「いえ、何か元気ないように見えたので。違ってたらごめんなさい！」
普段、俺は人に相談なんてしない。
弱音なんかも吐かない。
そんなの無意味だから。
例えば、メンバーが弱ってる時、側にいたい、助けたいって思うよ？
でも自分のことは興味ない。
自分でもよくわからない。
俺は自分のことで感情的になることがあまりないんだ。
だから、曲が浮かばなくてイライラしてることも、ほっときゃ直るだろって。
でも、彼女の言葉を聞いて、俺はペラペラと今日あったことを話していた。
黙って俺の話を聞いていた彼女は、話を聞き終えると、
真美「ちょっと時間ありますか？」
と言って、店の方へ歩いていく。
それを見て、彼女の後を追いかける。
真美「マスター、2階借りるね！」
そういうと、2階にある小さな部屋に俺を招き入れた。
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NinoNino(プロフ) - るなさん» るなさん、初めまして！ありがとうございます＼(^o^)／今回初めて書く側になって、改めて難しいなぁと思っていますが、そうやって楽しみにしてくださる方がいてくださると励みになります！ (2016年3月12日 16時) (
レス) id: 4282af39bf (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - 初めまして(*´ω｀*)毎回楽しみに読んでいます＊更新楽しみです！ (2016年3月12日 16時) (レス) id: 0e73d07c92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：NinoNino | 作成日時：2016年3月9日 12時
