今宵復習してもいいですか？ ページ12
見てはいけないもの。
それは
慧が知らない女の子とキスしてたこと。
私は泣いてしまった。我慢しなきゃ駄目なのに。
壊れた機械のように泣いた。
ただ侑李は背中を擦ってくれた。
私は泣くのを本能的に辞めたとき、慧が
「あ、A〜とあと、知念君」
私は顔をあげたくなかった。
「どうしたのその顔？」
慧に顔をあげさせられて、心配そうな顔をする。
「もしかして
知念君に泣かされたの？」
プチン、何かが切れた音がした。
私は慧の手を交わして思わず叫んでいた。
「白々しい奴。サイテー」
慧はただただ黙っていた。
私は侑李に「帰ろ」と言ってこの場所を離れた。
電車は空いていた。
ちょうどいい、と思った。
侑李が欠伸をしながら座席に座った。
隣に私も座ると侑李は寝てしまったのか私の肩に顔をのせていた。
寝顔が可愛かった。
.
私は世にいう地味子。
まだ痩せたとはいえ、ふっくらしている。
頭も侑李みたいによくない。
アイドルオタクだし
やまちねをこよなく愛す腐女子。
可愛くもない。
やっと友達も出来てきたし、慧とも付き合えて幸せになってきたのに...。
その気持ちを折り曲げた慧を
"今宵復讐してもいいですか？"
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仁乃(プロフ) - コメントありがとうございますv(・∀・) 更新頑張ります！ (2017年6月11日 10時) (
レス) id: 0e44528535 (このIDを非表示/違反報告)
侑貴 - このお話、すごく面白いです!!更新頑張ってください!! (2017年6月10日 12時) (レス) id: 20d87a6e4c (このIDを非表示/違反報告)
仁乃(プロフ) - ありがとうございます<(_ _*)> これからもよろしくお願いします(*´ω｀*) (2017年6月9日 18時) (レス) id: 0e44528535 (このIDを非表示/違反報告)
伊野尾圭 - このお話すごく好きです！ (2017年6月8日 5時) (レス) id: 0628f74c37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：仁乃 | 作成日時：2017年6月3日 10時
