今宵、復讐してもいいですか？

最悪 ページ2

"不釣り合い"



その言葉に苛つきを覚えた私。



でも正論だから....言い返せない。



慧は可愛くて身長高くてカッコよくて



でも私はチビだし、デブだし、愛嬌もないし。





.




.




.





.




.




最悪。




もし、この事が知られたら....なんて




考えただけで恐ろしい。



嬉しい気持ちが一転、不安な気持ちにしかならない。



険しい顔をしていたのか慧が



「大丈夫？顔が険しいようだけど」



と真似をしてきた。



そのお陰か少し、元気になれた。



そうだ、と慧が私に顔を向けて



「キス.....しよ？」



不意に聞かれて私は



「え.....？」



としか答えられなかった。



でも、その間にどんどんと慧の顔が近づいてくる。



慧も緊張しているのか、頬が少し赤い。



「嫌っ.....」



思わず突き飛ばしてしまった。



不釣り合い、そんな言葉なんて聞かなければよかった。



慧はキョトンとした顔をして、ごめんねと言ってきた。




.




.




.




.




.




.




.




.

その後、気まずい雰囲気で一言も話さずに帰った。



「はぁ、不釣り合い....か」



知念侑李の言葉が耳から離れない。



もしも痩せていたらもう少しは....マシだったのかな。



考えてみたが黙ったまま。



「そりゃ、そうでしょ」



やっと言ったその言葉。



気晴らしにとカレンダーを見た。



今日は...＿＿＿＿



ピンポーン、インターホンの機械音が家中に響く。



耳をすませると母が出たのか扉のガチャと開ける音が聞こえた。



暫くして部屋にあきちゃんが



「遊びに来たよ。元気にしてる？」



と入ってきた。









§§＊§§

初めてのお気に入り！


ありがとうございます＜(_ _*)＞


これからもよろしくお願いします(*´ω｀*)



次回はあきちゃんに相談という内容になっています。



あきちゃんは伊野尾ちゃんの妹さんですね！



貴方とは同い年の設定です！



これからもよろしくお願いしますv(・∀・)

あきちゃん→←告白

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す