ギソウ*オネガイ ページ6
翔「待ってよ」
雅紀「何で先に行っちゃうのさ！」
後ろから小走りに走ってきた櫻井と相葉｡
「アンタらが歩くのが遅いからだよ」
毒を吐くしか出来ない私を櫻井と相葉はきっと分かっていて。
翔「後でさゼッテェ部長に怒られそうだな」
目の前にある『企画部』と書かれた部屋には部長が
『佐野ー？二宮ー？櫻井ー？相葉ー？』と大声で呼んでいる。
雅紀「怒られるの覚悟で行きますか…」
乗り気じゃなくてもいつかは行かなきゃならないし。
「よし、３人で入ろう！」
と話した後に、
「4人でしょ？仲間外れにしないでくれる？」
と男にしては少し高い声が聞こえた。
「げ、二宮。」
和也「あからさまに嫌がるなや。
和也くん、傷ついちゃう……」
両手を頬に当てて、目をパチクリさせた二宮を、
「さ、早く戻ろう」
とスルーする。
和也「あ、A！ちょっと来て」
チョイチョイと手招きをする二宮に「何ー？」と聞くと「早く来いや」と笑った。
翔「俺らは先に戻ってて良いのー？」
と話す櫻井と相葉は先に戻る気満々。
和也「良いよー」
雅紀「やった！翔ちゃん、一緒に帰りましょ…？♪」
と何故かオネェキャラが出てきた相葉。
「何ー？」
二宮の隣に行くと、『ちょっと外に行こう』と私の腕を掴んだ。
「で、何？」
会社の屋上に連れてこられた私は意味がサッパリ分からなくてチョイ苛ついている。
和也「あのさー……」
そう言ってから口を一文字に結んだ二宮。
「何、早く言ってくれ！長引けば長引く程部長に怒られるの時間が長くなるんだけど！」
と言った私に、
「……彼女になって。」
といつもの二宮らしくない顔で言った。
「…………」
和也「…………」
「……………」
和也「……………」
「……………は？」
は？は？は？意味がサッパリ分からない。
和也「仮彼女になって。」
真面目な顔をして話している二宮の頭を本気で心配した。
*
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 393人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品が参加のイベント 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みう(プロフ) - ちょりんさん» ちょりんさん、コメントありがとうございます!!!咲は私も許せませんが……(笑)灯ちゃんとは、仲良くしてもらいたいですね♪黄色王子絡みで仲は悪くなってほしくないなーなんて(笑)お楽しみに!!! (2015年2月17日 0時) (
レス) id: 3a58099aa5 (このIDを非表示/違反報告)
ちょりん(プロフ) - 初めまして！咲が許せないけど、灯が主人公みたいにならないか心配です(><)今度こそ素敵な女友達ができてほしい…。続きも楽しみにしてます！ (2015年2月17日 0時) (携帯から) (レス) id: 83acbf6b6f (このIDを非表示/違反報告)
みう(プロフ) - 嵐ラブさん» 嵐ラブさん、コメントありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2015年1月12日 23時) (レス) id: 3a58099aa5 (このIDを非表示/違反報告)
嵐ラブ - 凄い面白いです(^-^)v更新楽しみにしてます♪ (2015年1月12日 22時) (レス) id: 26ca5769fe (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みう
| 作成日時：2014年12月31日 17時
