ゼンゼン*チガウ ページ41
給湯室のドアの前で立ち止まる。
ここで二宮に抱き締められたなーとか思い出したら何だか入りづらかった。
まぁ、どうでも良いや。
なんて思いながらドアノブを握って、押すとこの前と何にも変わっていない給湯室。
唯一変わってる事は、給湯室にいるのが二宮じゃなくて、松本だって事。
急に開いたドアの方を見て固まる松本。
潤「A…」
名前を呼ばないで、なんて言えない私はどれだけ弱虫なんだろう。
別にどうってことない。
って煩いココロを落ち着かせながら松本の横を通りすぎた。
ポットに水を入れて………
沈黙の中、ポットに入る水の音だけがやけに響いて聞こえる。
潤「あの、さ」
口を開いた松本に私は、『なに？』なんて聞きはしない。
どうせ聞いたってまた私を傷付けるだけでしょ。
松本に背を向けたままほんの少しだけ耳を傾ける。
潤「ごめん」
だから、『ごめん』が聞きたいわけじゃないの。
潤「咲は悪くないから、仲良くしてやって？」
「は？」
何言ってんの？
ほら、結局は私を傷つける。
私はもう咲と仲良くつもりは、ない。
絶対無理。
フワッと香る懐かしい香水の匂い。
松本の腕が私の背中に回る。
「……離して」
潤「………」
目に涙が溜まる。
「松本、離して」
潤「前みたいに、“潤”って呼んでよ」
呼ばない、絶対呼ばない。
何が悲しくって浮気したオトコの名前を呼ばなくちゃいけないの。
それに、私の背中に回るこの腕だって、
前は大好きだったこの腕だって、
「……全然違う」
*
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みう(プロフ) - ちょりんさん» ちょりんさん、コメントありがとうございます!!!咲は私も許せませんが……(笑)灯ちゃんとは、仲良くしてもらいたいですね♪黄色王子絡みで仲は悪くなってほしくないなーなんて(笑)お楽しみに!!! (2015年2月17日 0時) (
レス) id: 3a58099aa5 (このIDを非表示/違反報告)
ちょりん(プロフ) - 初めまして！咲が許せないけど、灯が主人公みたいにならないか心配です(><)今度こそ素敵な女友達ができてほしい…。続きも楽しみにしてます！ (2015年2月17日 0時) (携帯から) (レス) id: 83acbf6b6f (このIDを非表示/違反報告)
みう(プロフ) - 嵐ラブさん» 嵐ラブさん、コメントありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2015年1月12日 23時) (レス) id: 3a58099aa5 (このIDを非表示/違反報告)
嵐ラブ - 凄い面白いです(^-^)v更新楽しみにしてます♪ (2015年1月12日 22時) (レス) id: 26ca5769fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みう
| 作成日時：2014年12月31日 17時
