バカ*ラシイ ページ25
和也「行くぞ」
普通の顔をして歩き出した二宮。
……慣れてんだな…
って、意味の分からない事で悔しくなった。
歩き出す前に、人指し指で自分の唇を触ってみる。
変わらない、私の唇。
唯一変わったとしたら、離れてからもう時間が経っているのに、まだ熱を帯びていること。
和也「早くしろや!!!」
後ろを振り返り、ボーッとしてる私に叫んだ二宮。
「う、うん」
バカらしい。何動揺しちゃってんの?!
私らしくない!!!
頭をブンブン振って、頭を冷やす。
少し小走りで二宮の隣まで歩くと、「ん」と昨日みたいに差し出された二宮の左手。
和也「もう分かるでしょ？」
「……知らない」
分かってるよ、手を繋ぐんでしょ？
私は後藤さんみたいに可愛くないし、咲みたいに天然キャラじゃないし。
後藤さんみたいに、咲みたいに『可愛い女の子』になりたいよ。
手を差し出されたら、「……え///」とでも恥ずかしがれば、世の中の男性は満足ですかー？
和也「こーすんの」
呆れた様に私の右手を掴んで二宮の左手に直行させるコイツ。
「ねぇ、やっぱり天然キャラで女の子らしい子が、男は好きなの？」
和也「そりゃ……まぁ…ね」
クソ正直な二宮の靴をピンヒールの踵でワザと踏んで、『不機嫌ですよ』アピール。
和也「痛ぇな!!!やめろや!!!」
結構痛かったらしく、「痛い!!!」と叫ぶ二宮。
和也「でも……俺はお前みたいな方が良い」
こっちも見ずにボソッと言った二宮。
「あー、そう。
それはそれは、どうもありがとうございます」
立ち止まって軽くお辞儀する私に、
「いえいえ、どういたしまして」
と憎い程の爽やかスマイルをしている二宮と私の手は、
まだ繋がったまま。
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みう(プロフ) - ちょりんさん» ちょりんさん、コメントありがとうございます!!!咲は私も許せませんが……(笑)灯ちゃんとは、仲良くしてもらいたいですね♪黄色王子絡みで仲は悪くなってほしくないなーなんて(笑)お楽しみに!!! (2015年2月17日 0時) (
レス) id: 3a58099aa5 (このIDを非表示/違反報告)
ちょりん(プロフ) - 初めまして！咲が許せないけど、灯が主人公みたいにならないか心配です(><)今度こそ素敵な女友達ができてほしい…。続きも楽しみにしてます！ (2015年2月17日 0時) (携帯から) (レス) id: 83acbf6b6f (このIDを非表示/違反報告)
みう(プロフ) - 嵐ラブさん» 嵐ラブさん、コメントありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2015年1月12日 23時) (レス) id: 3a58099aa5 (このIDを非表示/違反報告)
嵐ラブ - 凄い面白いです(^-^)v更新楽しみにしてます♪ (2015年1月12日 22時) (レス) id: 26ca5769fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みう
| 作成日時：2014年12月31日 17時
