ゴメンノ*キス ページ24
「はっ!!!」
怪獣に追いかけられるという恐怖の夢で起きた私。
いつの間にか自分の家のベッドで寝ている。
私、どうやって帰ってきたんだろう？
……まぁ、どうでも良いや!!!
それよりも。やったー、早く起きれたー!!!
なんて調子に乗ってられたのも束の間。
「う、うそ?!」
携帯の時計が指す時間は10時30分。
ウソだウソだウソだウソだ！
そんな筈はない！
あぁ、二宮にキスされてしまう。
なんて焦りながら急いで着替える。
……の前に、超時間短縮にシャワーを浴びて、お風呂の中で歯を磨いた。
サッパリした身体で一応オシャレしてみたワンピースを着る。
携帯を鞄に入れて、この前買った黄色いピンヒールを履いた。
勢いよく開けた玄関のドア。
その前には不機嫌そうに立ってる二宮。
……うわぁ、怒らせちゃった……。
和也「……遅い」
「ごめん」
和也「昨日、俺言ったよね？
一分でも遅れたらキスするぞって」
「言ったは言ったけどさ…」
ちょ、二宮怖いんですけどー!!!
こっち睨んでくるし、超怖いんですけどー!!!
和也「では、遠慮なくさせていただきます」
ズンズン私の方に向かって歩いてくる二宮。
え？まさかの？マジで？
「む、無理!!!」
ひゃー!!!と後ずさりをする私を、ニヤニヤと笑いながら近づいてくる男。
和也「約束守らないからいけないんだよ？」
「………」
和也「目ぇ瞑って」
もうキスする気満々の二宮は、私の後頭部に左手を当てて、
右手を私の腰に添えた。
「え、マジで？」
少しだけ私より身長が高い二宮を見るには、見上げる形になる。
絡まった視線に吸い寄せられるかの様に重なった唇。
ビックリしすぎて目を真ん丸に開いていた私の視界には、
二宮の綺麗すぎる肌が見える。
いいなー肌がこんなに綺麗で。
なんて意外にも冷静な私がいる。
ほんの一瞬で離れた唇。
和也「お前、目ぇ瞑れや(笑)」
「知らんよ、んなこと」
別に恋人じゃない。
ただの仮彼女だよ。
キスなんかされたって減るものじゃないし、どうってことない。
別に好きなわけじゃない。
だって、ただの同期だもん。
……じゃあ、今の速すぎる胸の鼓動はナニ？
あ、あれだ！
久しぶりのキスで舞い上がっちゃったんだな。きっと。
だってこれは、ごめんのキス。
『好き』なんて要素、これっぽっちもない、キス。
*
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みう(プロフ) - ちょりんさん» ちょりんさん、コメントありがとうございます!!!咲は私も許せませんが……(笑)灯ちゃんとは、仲良くしてもらいたいですね♪黄色王子絡みで仲は悪くなってほしくないなーなんて(笑)お楽しみに!!! (2015年2月17日 0時) (
レス) id: 3a58099aa5 (このIDを非表示/違反報告)
ちょりん(プロフ) - 初めまして！咲が許せないけど、灯が主人公みたいにならないか心配です(><)今度こそ素敵な女友達ができてほしい…。続きも楽しみにしてます！ (2015年2月17日 0時) (携帯から) (レス) id: 83acbf6b6f (このIDを非表示/違反報告)
みう(プロフ) - 嵐ラブさん» 嵐ラブさん、コメントありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2015年1月12日 23時) (レス) id: 3a58099aa5 (このIDを非表示/違反報告)
嵐ラブ - 凄い面白いです(^-^)v更新楽しみにしてます♪ (2015年1月12日 22時) (レス) id: 26ca5769fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みう
| 作成日時：2014年12月31日 17時
