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4、May I love you? 続 ページ27
目が覚めた時。
涙でグチャグチャの顔をした兄達(潤くんは寝てる)がベッドの側から俺を睨み口々にこう言った。
ナンデオマエナンカガ……
オマエナンカ…
キエレバイイノニ……
そりゃそうだ。
兄弟から両親を奪ったのは、あのトラックのおじさんでも、おじさんが飲んでたお酒でもない。
俺なんだから……
もし、あの時風邪をひいてなかったら
もし、風邪をひいたのが俺じゃなかったら
たくさんの“もし”が俺を責め立てていく。
7回忌の時、母と仲が良かったいとこのお母さんが
コソコソ話してるのが聞こえた。
いとこの母「あの子さえいなければねぇ
お母さんも無事だったのにねぇ
あの子、和くんだっけ？
あの子さえうまれてこなければ良かったのに」
俺だって知ってる。
兄弟は皆、自慢できるような才能を持っている
智にぃは絵、翔にぃは勉強
雅にぃは運動、潤くんは料理
俺だけ……何もない。
強いて言うなら
周りの人を不幸にさせるだけ……
知ってるんだよ……迷惑なのは……
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作者名：Wawa | 作成日時：2019年10月18日 20時
