番外編2 ページ29
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夕食を食べ終えたAは再びディスプレイの前に座る。
画面は先程とほぼ同じだが、値段の数字が先程より大きくなっていることにため息をつくのを抑えられなかった。
「なんだこれ、鬼滅たまごっち?」
『!?!???!』
「うお、そこまで驚くか?ていうか、やっぱりなんか隠してたな。」
『兄さん……。』
「馬鹿だなあ、Aは。
俺がAの些細な変化に気が付かないとおもったのか?
それに、欲しいものがあるなら俺に言ってくれればあげるのに。」
『……それじゃ意味がないの。』
「なんで?俺がAに与えるものは全部、意味があるよ?だって、Aに与えるものには俺のAへの愛が詰まってる。どうしてそんな酷いこと言うんだ。」
すぅ……とハイライトが兄の瞳から消えた。柔らかい表情を浮かべていたはずの顔は鉄面皮のようだ 。
『そういうことじゃないの!!!!これは、私が自分の
「……なんでだ?」
『それは……、その……。』
「俺以外の人間への贈り物?それとも俺には言えないようなことなのか??」
『兄さ、痛い……っ。』
「Aは俺に隠し事するような悪い子じゃないよなあ!!」
Aは痛みで顔を顰める。
何かがプッツンと切れる音がした。
『もう、兄さんのわからず屋!!私は自分で、これを買いたかったの!!!』
「え、は、これ俺か……?」
Aが指し示したのは先程の球形ゲーム機。ゲームの画面に映るキャラクターは、どことなくAの兄に似ている。
Aは顔を若干赤くして言葉を続けた。
『恥ずかしいから言わなかったの!!
なのに兄さんは全然、話聞いてくれないじゃない。それに悩んでたのは、値段が法外だったからだよ。』
「……はあぁあぁあ。俺の妹、可愛いすぎ。」
『ごめん、何言ってるのか分からない。』
呆れた瞳で兄を見るA。
結局、再販されるまで待つことになったとさ。
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高額転売はやめてね
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うりよ - 兄がむ、村田さんだとお?!!!! ムフフ(( (2020年3月30日 16時) (レス) id: 21c35aca73 (このIDを非表示/違反報告)
シオン・ユーミ(プロフ) - 続きは? (2020年1月31日 12時) (レス) id: 3798702d32 (このIDを非表示/違反報告)
まお(プロフ) - 鬼滅の刃も入ってますか??関係なくてもなんだか村田、キメツ学園などのワード聴くとテンションを、上がってしまう!!この作品すっごく大好きです!夢主ちゃんの設定の好きなの綺麗な女の人であ、この子好きだわ…って勝手になってました笑これから頑張ってください! (2019年10月10日 10時) (レス) id: 181cea1ef2 (このIDを非表示/違反報告)
こここここあ(プロフ) - 藍莉さん» コメントありがとうございます!!こんな作品を好きだと仰って下さりありがとうございます!!鬼滅云々は後々明かされるかと……。再度になりますが、コメントありがとうございます!! (2019年9月22日 22時) (レス) id: a8b6e7e105 (このIDを非表示/違反報告)
藍莉 - もしかして、鬼滅の刃も入ってますか?それだったらサイコー!あ、でも鬼滅の刃が入ってなくてもこの作品は大好きです!!応援してます! (2019年9月21日 20時) (レス) id: 6fc3f2eff1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こここここあ | 作成日時:2019年8月24日 4時